ヤシガラ 、なにが良いのか? Part 2
スリランカから、たくさんヤシガラ培土(ココピート)を輸入しています。
そんなにたくさん輸入しているヤシガラはなにが良いのか?どんなメリットがあるのか?
前回は、ヤシガラは「軽い」のがメリットですよ、というお話でした。
今回は、培土としての機能のお話です。
【吸水性・親水性】
作物を育てる時、必ず水を与えます。家庭菜園などでもそうですが、土(培土)が上手に水を吸収してくれるか、これが重要です。
ヤシガラ培土は、ゆっくり水をかけると、ゆっくりと吸収していきます。水をはじくことなく、ちゃんと水が馴染んでいく。ヤシガラ培土は、自重の8倍以上の水分を吸水することができると言われています。
土っていろんな種類があって、素直に吸水してくれない土も結構あります。水を与えながら解さないとダメなんてことも。
でも、ヤシガラ培土は素直に水を受け入れてくれるのです。
ちなみに「親水性」とは、「H2Oとの間に親和性を示す化学種や置換基の物理的特性を指し、それは通常、水素結合に由来…」とか難しい言葉で説明されますが、ざっくりいうと水と相性が良いってことです。
【保水性・排水性】
ゆっくりと水を吸収したヤシガラ培土は、たくさんの水分を持っています。「水持ちが良い」と表現される、アレです。
「保水性」とは、培土が持つ水分すべてを指すのではなく、作物の根が必要とする水分を適切に保持・供給できる機能を指します。
一方、水を与え過ぎると、一般的な培土は緩くなります。ずっと水分を持ったままだと、根や培土そのものの腐食の原因にもなります。でも、給水量をきっちり管理するのは大規模になればなるほど簡単ではありません。
ヤシガラ培土は、水分保持の適量を過ぎると、給水しても排水してくれます。過度に与え続けるのは避けるべきですが、他の培土と比較しても排水性能が優れているので、根腐れなどの被害を避けやすくなります。
今回も、輸入している本人が語る宣伝のような内容でしたが、まだまだ日本ではマイナーなヤシガラ培土。どんなメリットがあるのか、それをお伝えできればと思います。
もちろん、まだ良いところは続きます。また次の機会に。
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