[追記 その5] 世の中の中枢は崇高なロジックで動いている 私見が正しかった事が公式資料でも裏付け (”感動“ 〜芸術的着地…日本銀行と財務省が米国とも連携し、冷静に異次元の緩和に終止符を打った後の投機的動きを抑え込んだ) 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
タイムリーな話題なので…
(しつこい話題ですが連作の網羅性担保のために…)
”全くの私見です。“ということで掲載させて頂きました[追記その3]の為替介入に関してです。
ここではIMFの規定の最大3回の介入に対して2回の為替介入が有って、その後の円高は、介入ではないとの理解、その後テレ東さんの独自取材での裏付け資料までをご紹介しました。
今回は、公式発表での裏付けの話です。
財務省から以下の公式発表が有りました。
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市場介入は総額9兆7800億円余 29日までの約1か月間で 財務省
外国為替市場で歴史的な円安局面が続くなか、政府・日銀が4月から5月にかけて総額9兆7885億円を投じて市場介入を実施していたことが明らかになりました。
財務省は、4月26日から5月29日の1か月余りの間に総額9兆7885億円を投じて市場介入を実施したと公表しました。
外国為替市場では、4月29日に1ドル=160円台まで円安が加速したあと、一転して154円台まで値上がりしたほか、今月2日にも急激に円高方向に動く場面があり、市場では、政府・日銀が介入の事実を明らかにしない「覆面介入」の形で、ドルを売って円を買う市場介入を繰り返したという見方が強まっていました。
円相場は、5月上旬に一時、1ドル=151円台まで値上がりしましたが、アメリカのFRB=連邦準備制度理事会が早期に利下げするという観測が後退して日米の金利差が改めて意識され、足もとは1ドル=157円台と円安方向に戻っています。
政府・日銀によるドル売り円買いの市場介入は、2022年9月と10月にあわせて3日、総額9兆1880億円で実施して以来です。
出典
今回の財務省の開示で、IMFの規定の最大3回の介入に対して2回の為替介入が有って、その後の円高は、介入ではないとの理解が正しいことが公式資料でも確認できました。
世の中の中枢は崇高なロジックで動いていて、しかもそのオペレーションも芸術的なまでに高度なレベルであるということがこの報道で、少なくともそのオペレーションが成されたことは裏付けられたのです。
蛇足
しつこいですがケジメなので…
短期的には介入。中期的には異次元の金融緩和政策の段階的解除との合わせ技でのオペレーションが淡々と続くというところでしょうかね。
超蛇足
一応過去の私見をまとめた作品もご紹介しますね。宜しければお楽しみ下さい。