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ご縁むすび出雲大社での出会い。



〈ema〉です。


今では広く“えんむすび”の神として人々に慕われていらっしゃいますが、この“縁”は男女の縁だけではなく、生きとし生けるものが共に豊かに栄えていくための貴い結びつきです。そして、日本の悠久なる歴史の中で、代々の祖先の歩みを常に見守られ、目に見えないご縁を結んで下さっているのが大国主大神様なのです。

※出雲大社ホームページより抜粋



中度知的障がいの娘とのドライブ旅で島根県の出雲大社へ行ったことがあります。11月の青空がきれいな日でした。


ご祈祷の受付を済ませ建物に入るところで女の子が大声で泣いていました。11月に可愛い着物を着ていたので七五三の歳なのでしょうね。


泣きわめく女の子と着物を着たお兄ちゃんを連れたお母さんは、女の子をなだめながら私の後ろの席に座りました。


それでも女の子は大きな声で泣きわめき、座ることが出来ない状態。


「こんなに嫌がってるんだからムリにご祈祷受けなくてもいいのに…」


と私は思っていました。ご祈祷が始まっても、ずっとずっと、女の子が大きな声を上げて泣いていたからです。


あまりにも激しく泣き続けていたのでふと後ろを振り返ると、女の子はお母さんの足元で仰向けになってふんぞり返って泣いていました。


するとお母さんが私に言った言葉は、

「すみません…この子、障がいがあるんです。」


一瞬で私の中に自分の娘が小さかった頃のことが蘇り、私はそのお母さんの背中を擦りながら

「大丈夫。」

と声をかけました。お母さんは両手で顔を覆い、肩を震わせ嗚咽をもらしながら泣き出しました。



障がいがある娘の成長を願って、このご祈祷は絶対に受けたかったんだよね?娘が泣きわめいても、ご祈祷を受けたかったんだよね?


わかる、わかるよ。


この子はこの先どうなるんだろう?って不安でいっぱいなんだよね?


「この子の障がいは私のせいだよね」
って自分を責めたり、周りからのプレッシャーがあったり。終わりも答えもないから不安だよね。



毎日障がいと向き合って生きているお母さんの気持ちが溢れ出た瞬間を目の当たりにして、私もご祈祷中に涙が止まりませんでした。


でもね、私が「大丈夫。」と声をかけた途端に、大泣きしていた女の子は泣き止んで眠ったんです。きっと小さな娘ちゃんはお母さんに、

「大丈夫だよ。」


と伝えたかったんじゃないかなと私は思いました。
毎日頑張っているお母さんに、伝えたいと思ってたんじゃないかな🌝



専門家でも出来ないこと。

それは寄り添うこと🍀


他人の気持ちを100%理解することは出来ないけれど
私は同じような経験をしてきたから寄り添うことができる。私がやっていきたいことはやっぱりこういうことなんだ、と再確認した出来事でした。


出雲で神様からいただいた、ご縁。🌝



"カタカタ鳴らして"と思ったら風が吹きはじめました。
神様はちゃんと見てらっしゃる✨





プロフィール

❮ ema ❯
1974年 新潟県出身。
長男30歳、次男27歳とふづきの母。引きこもり/障がい児の子育てを経験。32歳の時にモラハラ夫との離婚を経験しシングルマザーに。ふづきが発するメッセージの通訳者。Body&Face公認セラピスト。

❮ ふづき ❯
2003年 新潟市出身。
知的障がいを持って生まれる。
月苺―ichigo―として魂の世界を描くパラアーティスト。占いや作詞などメッセンジャーとしても活動。 


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