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「禁城の虜」~ラストエンペラー私生活秘聞~

ラストエンペラー溥儀(ふぎ)は東京裁判の証人として登壇。

かれの口からは驚くべき内容が語られた。はたしてこれらは真実なのだろうか。

主人公 溥儀(ふぎ)清帝国のラストエンペラー


東京裁判の証言

法廷にたったラストエンペラーは怯えた表情で「私は日本に誘拐され、満州国の皇帝にまつりあげられた」と証言。それによって日本が満州を侵略したとみなされた。

波乱万丈のラストエンペラー

▼没落した清帝国

溥儀(ふぎ)は清帝国のラストエンペラー。かれの代で革命が起き国が滅んだ。そして敵対勢力に軟禁。最初は今までどおりの生活がゆるされた。しかし待遇が少しずつ悪化、とうとう命の危険を感じはじめる。

▼日本に助けを求める

溥儀(ふぎ)は日本領事館へ駆けこんだ。そんなかれを日本領事館は保護。この件について溥儀(ふぎ)のイギリス人家庭教師が「日本に助けを求めた」と証言している。

▼五族共和の近代国家

いまの北朝鮮の北側に満州と呼ばれる土地があった。それまでの満州は、満州族、漢族などの民族が争いを繰り広げていた。そこへ日本が五族協和をかかげ満州国をつくる。しかし日本はだれを皇帝にするかで悩んでいた。

▼ラストエンペラーの返り咲き

そんな折に白羽の矢がたったのが溥儀(ふぎ)だ。なぜなら彼は満州族にルーツをもち、さらに清の皇帝。まさに満州国の皇帝にふさわしい人物だった。こうして溥儀(ふぎ)はみごと皇帝に返り咲く。

アンフェアな証言

皇帝に返り咲いた溥儀(ふぎ)だったが、日本の敗戦によりロシアに監禁される。このときに溥儀は身柄を中華民国に引き渡されることを恐れた。なぜなら中華民国こそ清帝国を滅ぼした張本人で、もし引き渡されれば命はない。

このような背景を考えると溥儀が日本の敵国であるロシアとアメリカに有利な証言をするのは必然だった。

まとめ

溥儀(ふぎ)は東京裁判で「日本に誘拐された」と証言。それにより日本は満州を侵略したとみなされた。

溥儀は日本に助けをもとめ保護された。その後、日本は満州に近代国家を築き溥儀を皇帝に任命。

日本の敗戦によって溥儀はロシアに監禁。命を守るためロシアとアメリカに有利な証言をした。

溥儀の歩みをたどり当時の状況を知ることができた。色んな見方ができるけど、近代国家を築き適任者を任命。さらに国民は治安のよい生活を送っていた。つまり現在の中国共産党よりはるかに豊かな時代だったのだ。

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