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絶望続きの妊活、なのに気持ちが軽くなっていくのはなぜか


「ああ、また今回もダメだった」


生理予定日を5日も過ぎたお昼の12時。
出掛けようとリビングを出た瞬間。

あの最悪な感覚。
うわ、まじかー。

トイレに駆け込んで、それはもう深いため息をついた。

またダメだったか
という思いと、

こんな期待させといて凄い突き落としてくるじゃん
という怒りで、

しばらくトイレで呆然としていた。

なんせ
「明後日美容院で髪染めるけど身体に影響ないかな」
とか
「10年ぶりに友達と行くディズニーをキャンセルしなきゃ駄目かも」
とか心配で調べまくってたのに、
全部パーやんって。

まあ、期待し過ぎてた私が悪いのだけど。

そんなことを思ってたのが
ちょうど昨日のことです。笑

まだ現実を受け入れられないので、
生理が絶好調なのに、悪あがきで昨日買った検査薬をこれから1本無駄にする予定です。笑


妊娠するために、
去年の10月から生活改善の努力をかなりした。

体を冷やさないよう厚着と入浴を徹底して、
大大大好きだったコーヒーとチョコレートをきっぱりやめた。
スーパーのお菓子売り場へも一切行かなくなったし、
腸と子宮は関係があるという情報を得て、半信半疑だったけど小麦中心の生活もやめた。
運動は嫌いで無理しても続かないから、思い切ってエアロバイクを買った。
血流促進のためのストレッチも最近始めた。

でもダメだった。
先生には「今回で3回目なので、体外受精への移行も考えてください」と言われていたけど、諦めの悪い私は生活改善してからまだ1回目だという感覚だったから、4回目もやりたいですと言い残して帰った。
で3回目が失敗に終わったので、次でダメなら体外受精へ移行します。


なんか、不思議で。
3ヶ月前の私なら「どうせ無理なんだ、何をやってもだめなんだ。私って本当役立たずな人間なんだ」って自己否定&人生悲観を発動させてたはずなのに、今回はそこまで感じてなくて。


めっちゃ落ち込んではいる。
体外受精ちょっと怖いし憂鬱だし。夫とは向き合わないといけないし。
でも自己否定は “時間の無駄で意味がない” と客観的に理解できているし、
“美容院もディズニーも心置きなく行けるから良しとしよう”
と前向きに捉え、今を大事にできている。

これ、
3ヶ月前の私なら、ちょっと無理かもしれない。
なんでだろう(そこがまだイマイチ理解しきれていない 笑)。

不思議に思って今、これを書いてる。これからの人生に絶対必要なことに気づかなきゃいけないって本能で感じてるんだと思う、たぶん。

やり切ろうとしてるのかな。
10月に体調不良になってから「このままじゃやばい」と思って生活改善を始めた。最終的にダメだったとしてもその時 “やれること全部やった” と後悔だけは残したくない、そう思って本気になった。
その頃からか、自己否定とか悲観が少しずつ減ってきている気がすると、今思った。

私の好きなコンサルさんが
「過去の記憶をほじくったり自己否定したりするのは、暇なだけだからw」と言っていたのが、少ししっくりきてる。笑


気持ちが軽くなったといえばもう一つ。
両親の期待。
とくに母からは「こどもまだ?」と定期的に言われていた。

去年の私は “妊娠できないと知った時の母の落胆ぶり” を想像し、それだけは本当に見たくないなと思って焦りしかなかった。
同時に、無神経なことを平気で言ってくる親に苛ついてもいた。

優等生でもない、大した努力もしてきてない私は
“子供さえ産めなかったら本当役立たずな娘だ” と自分を不必要に追い込んでいた。

で、ある日気づいた。
“親がこんなにプレッシャーかけてくるから妊活が辛い”
と無意識に思っちゃってたことに。
“親が孫ほしいって言ってるから” も心の中で口癖になっていた。

それに気づいた時、
「あれ私って、こども欲しいのかじっくり考えたことあったっけ?」
今更すぎる疑問が出てきた。

私がこどもを授かりたいと思っているのは多分、
年齢が迫り焦ってるから。

結婚が30歳で今年で34歳。
でも不妊治療を始めたのは去年のことで、それ以前も欲しいなと漠然と思ってはいたけれど真剣に考えることからは完全に逃げていた。
そして去年になって焦って始めた不妊治療。

外から言われる言葉と
年齢の焦りとで
自分の内側と向き合わずに進めてしまっていたのだ。

私は事あるごとに “被害者ズラ” をし、自分の人生から逃げ続けていたのだ。
自分の人生なのに。

人生の方向性を自分自身で決められない。
他人の言葉に乗っかって、都合が悪くなると「あの時ああ言われたから」と思ってしまう。
優柔不断な性格は確実にここから来ている(と今気づいた)。


もしこのまま無事妊娠出産したとして、
人生被害者ズラの母親が
こどもを明るい未来へ運べるだろうか。

こどもを出産すればそれはそれで、かなり苦労するのは目に見えてる。
その時私はキラキラ輝く若い女性に嫉妬し、
お受験ママを見て焦り、先行き不安な未来に怯えて、こどもの意思を尊重せず、自分の焦りを解消するためだけに小学校から塾に通わせ出すのではないか(お受験ママをディスってる訳ではなく、他人軸で決めてるからダメってこと)。

他人の幸せを見て「辛い、羨ましい」と思った瞬間が、

自分の声を聞き尽くすべき時。

この考えが今私の中ですごくしっくり来ている。
怒りも同じで、相手に怒ってる時はたいてい、
相手ではなく自分と向き合わないと、いつまで経っても収まらない。
次のステップへ進めない。

大袈裟かもしれないけど、
“こどもを授かったらどんな家庭を築こうか”
“こどもがいたらどんな楽しい人生が待っているだろう”
を考える必要が絶対にあったし、
逆に
“こどもがいないことが不幸な訳じゃないでしょ?”
“いなかったらできることも、たくさん溢れてるよね?”
という考え方も自分の中で答えを持っておく必要がある。
(少なくとも私は)


話が脱線したけれどそんなことを考えている内にいつの間にか、
親からのプレッシャーは気にならなくなっていた。
(親だってプレッシャーを与えてるつもりで言ったのではないと分かってる。
私が“勝手に”そう思って逃げてただけ)

出来ることは全部やる。
それでもダメなら諦めるしかない。
“諦める”という辛い選択をする時、
せめて後悔だけはしたくない。
そのために、今できる努力を必死にやる。
諦めた時に両親を悲しませちゃうのは辛いけど、
私の人生だからね。


頭のいい人は20代から計画的に妊活するのだろうし、
どんな結果でももっとポジティブに受け入れられるデキた人なんて五万といるだろうけど、
私は盲目で思考がだいぶ足りない人間だし、自己否定と悲観で人生遠回りしてしまったタイプなので、
同じような悩みを抱えてる方の助けに、少しでもなれればと思って書きました🙏

私自身も心が整理されて、
とりあえず今回の失敗は水に流せそうです笑   今回のは、ね!!爆

↓ 生活改善を始めた頃の記事です(子宮内膜ポリープの話です)
分かりづらすぎるタイトルで汗
短いので読んでくださると嬉しいです。

ちなみにですがサムネイルの写真は、
鉄分摂取のために淹れた緑茶。
鉄の玉を入れることで、カテキンに反応した鉄分が溶け出す、らしい。

効果は知らんけど(笑)
貧血気味なので、とりあえずやってます。

読んで下さり心から感謝します。