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暮らしのアップデートが未来の自分を救うかもしれない話|里帰りと実家じまい

昨年末、初めての出産をしてただいま隣町の実家に里帰り中。
毎日の夜中のお世話はあるものの、それなりに元気に暮らせているのは周りの人のおかげだなあと日々しみじみと感じている。
(そして我が子はおそらく私に似てとてもよく寝るタイプ)

さて、実家での暮らしも1週間が経ち、少し生活リズムも掴めてきたところ。
夜型ロングスリーパーなのに、朝型ショートスリーパーなライフスタイルに順応できていることに自分が1番驚いている。

生活に慣れてきたことで、いろいろ考える余裕も生まれ、これから1ヶ月以上お世話になる両親に何か恩返しができたらいいなと思っている。

両親は60代で健在なのだけど、2人ともスマホもネットも使ったことがない。主な情報源は新聞かテレビである。

そんなわけで、困ったことの対処法をさくっと調べて比較検討する習慣がない。ネットに慣れてしまった私からすると、困ったらすぐに調べて実践するなり買い物するなりしたらいいのに、と思うのだけど、無ければ無いで困らないようだ。
それよりも、スマホやネット=よくわからない=面倒くさいという頑なな価値観で固まってしまっている。結局フォローする娘がその面倒くささを引き受けているんですけどね…

さらに、実家には祖父母が健在だったときの荷物がまだ残っていたりもする。長年引っ越しをしていないことに加えて、祖母も父もモノが捨てられないタイプなのでめちゃくちゃモノが多い。

私も実家にいた頃はモノが多すぎて管理しきれなかったけれど、一人暮らしや結婚で家を出て、ようやく「モノが多くてもなんとかなるのはよほどの片付け上手な人だけなんだ!」と身をもって体感した。

現状、両親はいまの暮らしに慣れているので困っているようには見えないが、これから体の負担も増えていくはず。数日間一緒に暮らすうちに、私が知る情報をシェアしてより快適な暮らしを提案できたらと思うようになりつつある。

例えばこんなこと↓

  • 楽な掃除の方法やアイテム

  • 効率的な家事動線づくり

  • 耐震など災害対策

  • 防犯対策

  • 健康な習慣

取り急ぎ、クエン酸と重曹とメラミンスポンジで洗面所を磨き上げたり、ヒートショック対策にもなるのでセラミックヒーターを購入したり、便利な室内物干し台を導入したりした。(物干が縁側にジャストフィットでうれしい)

もちろん、自分や赤ちゃんが安全かつ快適に暮らすためでもあるが、自分たちが帰ったあとにも便利なアイテムや習慣が活用されて楽になればいいなと思っている。押し付けがましくなってはいけないけれど、この滞在中に少しずつ実家のQOLをアップデートすることで恩返しができれば。

そしてもう一つ。
一人娘なのでいずれ実家じまいと直面する(可能性がかなり高い)身なので、いまのうちにすっきりとした暮らしに近づけておいてほしいという気持ちもある。

価値観のアップデートは自発的にしかなかなか起こらないと思うので、本質的にモノを手放せない人が処分できるようになるのはかなり難しいとは思うのだけど……
こればかりは覚悟しなければいけないけれど、いつか自分の身に起こりうる大断捨離のその日までに、どうか少しでも身軽で快適な暮らしが根付くことを願っている。

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