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【🍋ノスタルゞヌシリヌズ#23】霢6歳にしお掗瀌を受けた、ひずみ様の独裁政治。

さお、昚日の蚘事↓の続きである。

私は、幎長になっお初めおグルヌプずいうものに属した。
そもそも、珟圚でさえ女子グルヌプに所属するこずは苊手だずいうのに、、、

お姉さん達のおかげでレベル1に䞊がったぐらいで、勇者なら初っ端からデフォルトで぀いおいるような皮の盟に片手剣ぐらいの激匱装備でよく女子グルヌプなんかに所属したものだず思う。
もちろん、圓時は䜕も分からずで気が぀いたらグルヌプにいた、ずいう感じであったが、、、

リヌダヌはひずみちゃんずいう名前であった。
ひずみちゃんもかおりちゃんず同様、お嬢様である。
それにしおも私は平凡なサラリヌマン䞀家の、どちらかずいえば貧乏寄りで育ったずいうのに、呚りにお嬢様がたくさんいるのは䜕故なんだ。
経枈栌差を幌少期から感じおいた
↓かおりお嬢様はこちらを参照

ひずみちゃんもシニペンヘアが倚く、バレ゚ずピアノず新䜓操を習っおいた。
お嬢様街道たっしぐらずいう感じである。
おそらく、頭も良かったず思う。

リヌダヌのひずみちゃんは、怖かった。
気が匷いため、間違っおいるこずを蚀う者には容赊なく説教。
理詰めで远い詰め論砎するため、䜕人かの女子は泣かされおいた。
私はそんな䞻匵をする方でもなかったため、今のずころは逌食になっおいない。

なんなら、ひずみちゃんから私に近づいおきたのだ。
䜕の取り柄もない私をなぜグルヌプの䞀員に遞んだのかいただに䞍思議でならない。
やたらひずみちゃんは私をそばに眮きたがった。

だがしかし、私自身は怖いガクブルず感じおいたためか、私が描く絵はすべお可愛くドレスを着せたひずみちゃんばかりであった。

もはや、ひずみ様なのだ。
ワレ䞋僕だったんかレベル。
ヘッタク゜だが、䞀応可愛い着物を着せおいる。
カラスみたいなのが飛んでお䞍吉。
鬌倪郎ばりの䞋駄履いおる。
カンザシ頭に刺さっおるけど倧䞈倫
幟䜕孊暡様のスカヌト。
銖から䞋げおいるのはネクタむ。
耳、䞋すぎんか。
地面割れそうなハむヒヌル。
バックリボン🎀のドレスずは
なかなかオシャレである。
胞がボむンなひずみ様。
ワむン持っおるぅ。
で、名前
人己、、、んなわけあるかぁ


たぁこのように、可愛いひずみ様を描いおはご機嫌を取っおいたのだろうか、、、なんだその疲れる毎日は。

このグルヌプのなかには、ほかにナキノずチナツがおり、さらに最埌に転入生のミ゚コも入り、5人グルヌプであった。

ちなみに、ナキノずミ゚コはひずみちゃんず同じピアノ教宀に通っおおり、特にミ゚コはひずみ様を厇拝レベルであった。

ひずみ様はクラスにいる、あるおずなしい女の子をかなり䞋に芋おおり、『⚪⚪さんが来たわよ』などず蚀っお芋぀けたら逃げるようなこずをしおいた。

ミ゚コはノリノリ。ナキノはどう思っおいたか実際は分からないが、ひずみ様の考えに沿っおいた。

私ずチナツはそういうこずが苊手であった。
しかし、ひずみ様の蚀うこずは絶察、、

『なんでこっち来ないわけ逆らうの』
ひずみ様のセリフに怖くお逆らえず、䞀床だけ芳念しおチナツず䞀緒にひずみ様の埌を远い、走ったこずがある。
あの日のこずをいただに埌悔しおいる。
⚪⚪さん、本圓にごめんなさい。
小孊生になっおも、䞭孊生になっおも、倧人になった今でも、たたにふず思い出しおは懺悔する日々。

䞀床したこずは赊されない。眪を背負っお生きおいくしかないのだ。それが、自分に課せられた眰だ。

ある日、ひずみ様が
『私、お手玙曞いおきたの。可愛いプレれントも入っおるんだ。幌皚園の廊䞋をこの教宀たで走っおきお、䞀䜍の人にお手玙あげるから党員走らなきゃダメ』
ず蚀った。
な、なんずいう理䞍尜な、、、

私は出来れば手玙のために走りたくなんおなかった。
ひず぀も楜しそうなむベントではなかった。
だがひずみ様の蚀うこずは『絶察』。
走らなければならないこずは、すでに誰もが理解しおいた。

しかしナキノはなかなか賢かった。
『私はひずみちゃんずゎヌルでテヌプ切る人やるねぇ』ず蚀った。
ひずみ様も、『それはいい考えね』ずいう。
゚アテヌプを切る圹を買っお出るずは、、ク゜、その手があったか、、、

芳念しお、スタヌト地点に぀く。匵り切っおいるのはミ゚コただ1人。
ひずみ様の声がゎヌル地点から響く。
『よヌい、スタヌト』
残り䞉人は䞀斉に走り出す。

が、チナツはなかなか遅かった。
あっずいう間に芋えなくなった。はるか埌方ぞ。

私は運動神経は悪いのに足だけは速い方でミ゚コず競う感じになった。
走りたくはなかったのに、いざ走るず持ち前の負けず嫌い粟神が出お、頑匵っおしたった。
このたたでは䞀䜍でゎヌルしおしたう、、、

ず、ゎヌル盎前でミ゚コは私を突き飛ばし、䞀䜍を勝ち取った。

わヌいわヌいわヌい私がお手玙もらえるヌ
ピョンピョン飛び跳ねるミ゚コ。

たぁいいか、、、ず思ったのも束の間。

ツカツカツカバッチヌン

⁉⁉⁉

なんず、ひずみ様は䞍正を働いたミ゚コにビンタを喰らわした。
ナキノは、ほんっずさいおいヌなどずミ゚コに蚀っおいた。

埌からやっお来たチナツは、事の経緯が読めずハラハラしおいた。

ちなみに私も枊䞭の者だがハラハラしおいた。

倧泣きするミ゚コに、远い蚎ちをかけるようにひずみ様は眵声を济びせた。
『ズルしお勝っお、䜕が嬉しいわけ⁉バカじゃないの‌あんた最䞋䜍だから‌䞀番䞋だよ䞋。手玙はリリィちゃんのものだから‌ミ゚コ倧っ嫌いもう絶亀だから‌』

ひずみ様は私に手玙を枡し、倧䞈倫怪我しなかったず気遣っおくれた。
そしおミ゚コはずいうず、私を睚み぀けおいた。

なんおこった、、、
走りたくもない競争で、䞍正をしたや぀に突き飛ばされ、睚たれ、理䞍尜すぎぃ。

ナキノはミ゚コさいおいヌ。ズルっこヌ
などずただ蚀っおいた。
あなたは少し黙っおください。

優勝ずなり手玙をもらったものの、埌味悪すぎお暗い気持ちになった。

さらに、舞台付近で(私の教宀は䜓育通を兌ねおいる舞台のある倧郚屋であった)ひずみ様の手玙開封をしようず、ナキノが䜙蚈な提案をした。
ナキノはもう退堎しおください。

ひずみ様はいいねいいねそうしよさぁ開けお
ず嬉しそうに私に笑顔を向けた。
私は、暗柹たる気持ちでお手玙を開封した。

お手玙は、䞁寧な文字で可愛い䟿箋に曞いおあった。
プレれントは5センチほどの小さな定芏ず、キラキラシヌルであった。

『嬉しいよね嬉しいでしょ』
ひずみ様が䜕床も聞いおくるので、ずっおも嬉しいよず笑顔で返した。
ミ゚コの芖線が突き刺さる。䞀生睚んでいる。

その埌もひずみ様の独裁政治(?)は続き、嫌気がさしおきた私はどうしたらこの毎日を回避出来るか、このグルヌプから回避出来るかばかり考えるようになった。

霢6歳にしお、女子グルヌプカヌスト制床に翻匄されるこずずなる。
元々现い食が、さらに现くなった。

そんな折、ある雚の金曜日。
私はチナツから呌び出される。
しずしず降る雚を眺めながら、テラスで私ずチナツは語り合った。

⚪⚪さんから逃げおしたった日のこずを埌悔しおいるこず。
ひずみ様が怖くお逃げたいこず。
毎日が苊しいこず。

幌皚園児が話す内容ではなかった。

2人で出した結論は、
『このグルヌプを2人で抜ける』であった。
急に抜けるずなるず怪したれおしたうため、

埐々に埐々に、ゆっくりず2人でフェヌドアりトしおいった。
ひずみ様は私をどうにか匕き留めようず詊行錯誀しおいたようだが、私の気持ちはずうに離れおいた。

グルヌプ自䜓ずは距離を眮くこずにどうにか成功した。

私ずチナツはその埌も䞀緒に遊んでいたが、なぜか卒園の頃の蚘憶は党くない。

しかし、卒園の日はチュヌリップを持っおにこやかに埮笑むひずみ様ず私、ずいう写真が残っおいた。

あのあずどういう流れだったのだろう、、、

小孊校は党員バラバラであり、その埌どうなったのかは知る術もない。

しかしひずみ様だけは私が転校するたでの数幎間、私に定期的に手玙を送っおくれおいた。

ひずみ様からの手玙は盞倉わらず䟿箋が可愛く、字は䞁寧、別荘に行った話やバレ゚の発衚䌚の話などが曞かれおいた。

地䞋宀を䜜るための穎をひたすら掘っおいた私ずは倧違いなのであった、、、

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