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【📕本の紹介#5】【🍋ノスタルジーシリーズ#38】明るい話正しい人・美しい話いじんの心/偕成社
私が幼い頃、うちでは教育に良さそうな本しか買ってもらえなかった。
童話シリーズ、偉人伝や日本の歴史、学研のひみつシリーズ(発明発見のひみつが特に大好き)
雑誌なら小学⚪︎年生など、、
幼稚園の頃、 #偕成社 から出ている
#明るい話正しい人 という、偉人の話が載っている本を父が買ってきた。シリーズのうち2冊。
(もう一冊は #美しい話いじんの心 )
絵が全然可愛くなかったが、私はとにかく本を読むことが大好きだったためすぐに読んだ。
そのなかでも、記憶に強く残っているのが
すばこのおやど ベルレプシューの話である。
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話という漢字が間違っているね
鳥が金槌の近くにいるが大丈夫か?
巣箱行けやww
ちなみにベルレプシュというのは、巣箱を初めて作ったドイツの男爵のことである。
広大な森に鳥たちを増やそうと、2000だか3000だか大量の巣箱を作って、鳥たちを守ったのである。
と、鳥のために、、😳とか私は思ってしまう。
さすが『明るい話、正しい人』である。
1905年頃、ハマキムシという害虫が森に甚大な被害をもたらしたのだが、ベルレプシュの森だけは被害が少なかった。
なぜか?
ベルレプシュが作った巣箱にいた鳥たちが、そのハマキムシの幼虫を食べてくれたからであった。
こうして、巣箱は全土に広がってゆく。
新しい試みをする人たちはいつの時代も笑われたり、バカにされたり、なんだそんなもん、などと蔑まれたりする。
でも、自分の行動に自信を持って、信じて突き進んだものだけが成功を手にするという典型的な話であった。
しかも偉人って大抵、成功したあとも『ざまぁ』的なマインドがない。すごいなぁと思う。
だからこそ偉人となり現在まで語り継がれるのだが。
これが、もしベルレプシュが
『ケッ!ばーかばーか!俺は巣箱作ってたから助かったんだよー!あーよかった!俺の森だけやられなくて。え?巣箱の作り方?教えるかよそんなもん。カーッペッ!』
みたいな性格の人なら、偉人として語り継がれることはなかったであろう。
すごいなぁと思う(それしか言えんのか)
こういう小さな開拓が後の常識を生み出したりする。
私は開拓者や革命家の話が非常に大好きである。
発想が人より斜め上で、人にどう思われようが信念をもって突き進むタイプが好きなんだろうか。
ちなみに、私の裏MBTIは革命家であった。
なにも革命おこしてないけど、、
(そもそも裏MBTIとは?)
普通のMBTIはINFJ-Aである。
提唱者の革命家って一体どんな性格だよって思った。
頑固そうだな(実際頑固)
学研のひみつシリーズは別の記事にしようと思うので今日はここまでにしよう。
ところで、実家にある本は全て何回も読み尽くしてボロボロである。
読むものがなくなると父の書斎にある本を読んだり、父が購入していたPHPの雑誌?に連載されている小説を読んだりしていた。
私の記憶の中では、湯本香樹美さんの連載があったような気がするのだが、今となっては調べようがない。
国立国会図書館で調べるぐらいしか出来ないであろう。
父の本棚は内田康夫と司馬遼太郎の本ばかりが並んでおり、司馬遼太郎は読むことがないまま終わったが、内田康夫は結構読ませてもらった。
私のミステリ好きの原点はここにあると思う。
また、父は青年誌も購入していたため
ビッグコミック
ビッグコミックスペリオール
ビッグコミックオリジナル
ビッグコミックゴールド
など、ビッグコミック系列は小学生から全て読んでいた。
難しい漢字は全て、このビッグコミックから習ったようなものである。(青年誌のため、ルビは振られていない)
それにしてもこんな青年誌を自由に読んでいい状態にしておくのはいかがなものかと思う。
読んでいたおかげで幅広い知識(青年誌のテーマが社会、裏社会、性など多岐にわたるので)
を持つことは出来たが、私は息子には絶対に読ませたくない。
こんなふうに、うちの実家は教育に熱心なんだか全然どうでもいいのか、よく分からない家庭で育ったのである。
(優等生であることは求められていたため、表向きは品行方正に振る舞っていた。なんと疲れることよ。)
そんなこんなで、私の読書遍歴の一部。
今宵もお付き合いいただき、ありがとう。
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