吾輩はアングロサクソン戦士である。名前はまだない。
堀田隆一先生のvoicyチャンネル『英語の語源が身に付くラジオ(heldio)』のプレミアムチャンネル『英語史の輪(helwa)』から生まれた古英語LINEスタンプの制作過程を公開します。今回は、この愛らしいキャラクターが命名された経緯を書いていきます。
アングロサクソン戦士に名前をつけよう
2024年8月9日にzoomで古英語LINEスタンプの制作会議が開かれた。そのときの議事録の一部がこちらの画像だ。
この前日にLINEスタンプのキャラクターをMisatoさんのデザインによるアングロサクソン戦士とすることに全会一致していた。(こちらの経緯についてはMisatoさんのnote記事を読まれたい。)LINEスタンプとしては必要ではないが、名前はあった方が後々便利だろうということで、王や戦士を表すkenning (ケニング)やÆthelに続く名前をつけることになった。
「何かkenningの名前を考えますね」と仰る堀田先生。頼もしい!
kenningが何かについてはhellog#472. kenning
Æthelについては、えっと、、、わからない(!)。理解してないのに打ち合わせで「ウンウン」とわかったフリをしていたことが露呈してしまった・・・。
名前の候補
そして堀田先生から出されたkenningの候補がこちら。
読者のみなさんなら、どれを選ぶだろうか。
Beorhtbill (ベオルフト ビル)= bright + sword
Beornbeald (ベオルン ベアルド)= warrior + brave
Friðufrēa (フリズ フレーア)= peace + lord
Sigeswīð (スィゲ スウィーズ)= victory + strong
Winewulf (ウィネ ウルフ)= friend + wolf/warrior
名前が決定
名前について制作メンバーの意見が次の画像だ。
というわけで、Winewulfに3票が入り、これに決定。
Winewulf(ウィネウルフ)くんをよろしくお願いします。