第7回helwa新宿オフ会
2024年7月27日に開催されたhelwaオフ会のレポートです。今回の参加者はオフ会常連のtakuさん、lacolacoさん、私Lilimiと、オフ会初参加のぷりっつさん、ゲストとして尾崎萌子先生、そして我らが堀田先生の6人です。
(参加者の方にはこのnoteにお名前を掲載する許可をいただいています。)
ぷりっつさん
最近helwaに入られたぷりっつさんは今回のオフ会が初参加だ。オフ会でお会いするhelメイトの方はなぜかみなさんイメージ通りなのだが、ぷりっつさんもやはり例外ではなかった。Voicyのコメント欄での文字情報しか得ていないのに、何となく人物像を思い描けるから不思議だ。それに、共通の話題があるから初対面でもすぐに会話が弾む。helwaはすごい輪だ。
尾崎先生
今回のゲスト尾崎萌子先生といえば、3Ms(スリーエムズ)の一角を担う重要人物だ。3Msをご存知ない方は過去のオフ会記事(五所万実先生の回、北澤茉奈先生の回)を読まれたい。
最近博士論文を提出された尾崎先生はバーンナウトした、つまり灰になったとご自身では仰るが、堀田先生曰く「全然灰っぽさがない」と。私も堀田先生に同感だ。
バイリンガルへの道
4歳から11歳ごろまでをアメリカで過ごされた尾崎先生はバイリンガルでいらっしゃるのだが、どのように2つの言語を習得するに至ったのかを詳しく語ってくださった。まったく英語がわからない状態で渡米したものの、アメリカ生活が終わる頃には日本語を忘れているほど英語が第一の言語になっていたという。
帰国してから先生が経験されたアイデンティティ・クライシスは大変なものだったそうで、「私は英語を話すときと日本語を話すときで人格が変わる」と「言語を忘れることは人格を忘れること」という言葉が非常に印象的だった。先生は「今の自分がこんなに日本人っぽくなっているのが不思議」と仰る。確かに、この場でお話ししていても、英語母語話者っぽさみたいなものは微塵も感じられない。言語が変わると人格も変わるというのは、誇張でも何でもなく本当のことなのだろう。個人的には、英語で話しているときの尾崎先生がどんな感じなのか、ちょっと見てみたいと思った。
帰国の際の選択
当時のアメリカやお住まいの地域で起きていた事なども考慮して日本に帰る決断をされた尾崎先生だが、帰国するにあたり、日本でインターナショナル・スクールに入るか、受験をして日本の学校に入るかの選択を迫られたという。
制服を着たいから日本の学校に行きたいと言う尾崎先生に、インターナショナル・スクールにも制服はあるよと親御さんがアドバイスしてくださったそうだ。しかし尾崎先生が着たいのは、襟元にリボンが付いていてスカートがプリーツになっている日本の学校の制服なのだ。それを着て学生かばんを両脚に挟みながら吊り革に掴まって電車に揺られる。少女向け漫画雑誌『りぼん』に登場する女子高校生に憧れていたのである。
才能あふれる尾崎先生
実は中国語も堪能とのことで、バイリンガルどころではなくトリリンガルだということが判明した。また、アイシングクッキー作りは講師の資格を持つほどの腕前で、写真を拝見したがもはや芸術の域だ。ぜひ尾崎先生のインスタグラムをチェックしてほしい。
umisioさんのお塩を贈呈
heldioのコアリスナーumisioさんのお塩が堀田先生から手渡されると、尾崎先生は「今食べる!」と歯で袋を噛み切ろうとしていらっしゃった。(その後お店の人にハサミを借りて無事開封した。)
3Msのキャラ
ここで少し3Msの情報を追加しておこう。
尾崎先生がお酒が入ったときの3Msをそれぞれ形容するとこうだ。
五所先生=酒乱
北澤先生=陽気
尾崎先生=酒豪
また、人と話す(戦闘する?)ときの傾向についてはこう評している。
五所先生=ストレートに攻撃するスナイパータイプ
北澤先生=的確なところを突いてチクチク攻撃するタイプ
尾崎先生=上からドスンと爆撃するタイプ
げに恐ろしいユニットだ。
3Msの結束力
こんな感じでそれぞれキャラが濃いので、周りからは「この3人が仲がいいなんて意外」と言われるそうだ。しかし実際は、博士論文をスーパー銭湯の休憩スペースで一緒に書くほど親しい間柄なのだ。尾崎先生は「万実さん(五所先生)がいなかったら博士課程に進んでいないし、茉奈さん(北澤先生)がいなかったら博士論文を書けていなかった」と仰る。3Ms、とても尊いユニットだ。
heldioに3人揃って出演するとハチャメチャな展開になるのはリスナーもよく知るところだが、3Msが恩師・井上先生と食事をする際は、会食の席がカオスにならぬよう事前にグループLINEで議題を整理しているそうだ。それを聞くと、heldioでの遠慮の無さがますますおもしろく思える。
3Msコンプリート
堀田先生のお話しどおり、尾崎先生はパワフルでおもしろく、フレンドリーな方だった。どんなときもやるべきことに向かってストイックに突き進むバイタリティは、先生の天武の素質とはいえ少しでも見習いたい。先生ご自身がheldioとYouTubeいのほた言語学チャンネルにまた出演されることをを希望されているので、遠からず実現することを楽しみにしている。
takuさん、lacolacoさん、私は今回までのオフ会で3Ms全員と会ったことになるが、lacolacoさんの3Msの各メンバーと対面した総評を引用して結びの言葉に代えたいと思う。