小2息子に「お母さんの良いところ」を聞いてみた
月曜日。校庭まで行ったのに「ここまで来たら後はもうひとりで学校に行けるやろ!」と言って、家に帰ってしまった息子。
いやいや、学校に行くのは君だよ。
これはダメだ、とこの日は学校に行くのを諦めた。
午前中はレゴをして遊んでいたのだが、午後はどうしようか…と思って、児童館に行こうかと誘ってみた。
幸い私は今、無職なので時間がある。
この日は面接の予定もなかったので、「こんな日があってもいいか」と思い、児童館へ行くことを思いついたのだ。
児童館は、学童に行っていた時にお世話になっていた。(児童館が学童の施設にもなっている)
「14時45分ごろに学童生が帰ってくるから、それまで二人で遊ぼう」と言うと「いいね。行こう!」と返事が返ってきたので、そうすることにした。
*
児童館に行くと「ケン!久しぶりやね。ちょっと背が伸びたんじゃない?」と先生たちに声を掛けられた。
照れながらも嬉しそうな息子。
誰もいない遊戯室に入る。
息子は「ドッジボールをしよう!」と言うので、二人でボールの投げ合いをした。
15分ほどでバテた私は「休憩しよう」と談話室へ。
その後、息子が学校ではまっている「UNO」と「マンカラ」をやって遊んだ。
UNOは久しぶり過ぎて、マンカラは初心者すぎて、息子の圧勝に終わった。
あっという間に時間は過ぎ、ぞろぞろと学童生たちが帰ってきた。
一番に遊戯室に来た男の子に「ケンや!」と見つかってしまったが、息子はさして気にする様子もなかった。
ひとしきり遊んだことに満足した息子は、「じゃ、そろそろ行きましょうかね」と言って、児童館を出た。
「またいつでも遊びにおいでね~」先生たちは手を振って見送ってくれた。
*
その帰り道、「お母さんの良いところってどこ?」という質問を息子に投げてみた。面接で、2社連続落ちてしまって凹んでいた私。
息子に励ましてもらおうと思ったのだ。
息子)「えーっとねぇ。あんまり怒らんことかな」
私)「そう?」
注意することはしょっちゅうあるのだが、そこまできつく捉えていないのかもしれない。
息子)「うん。それから、素直に何でも話してくれるところ」
私)「ふふふ。なるほど。」
これは嬉しい。
息子にはありのままをさらけ出している。
悩んでいることも、嬉しいことも。
だから、息子も私にいろんなことを話してくれるのかなぁと思っている。
息子)「あとは、ケンの好きなことやってくれるところ。一緒に遊んでくれたり、学校に行けたら"頑張ったね"のおやつを買ってくれるところ。」
私)「そっか。そんな風に思ってたんやね。」
私の母は接客業をしていたため、土日に仕事が入るということもよくあった。
そのためか、母とゲームをして遊んだとか公園に遊びに行ったという記憶はない。だからなのか、私は遊べる時期は子どもたちと一緒にたくさん遊びたいと思っている。
それを息子も「嬉しい」と思ってくれているのが、母として私も嬉しかった。
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そういえば、以前も似たような質問を息子にしたことがある。
息子が5歳の時の話だ。
この時は「笑顔とフラを頑張ってるところが好き」と言ってくれた息子。
息子なりに私のことをよく見てくれているのだなぁと嬉しくなった。
今回は、私が日頃息子に対して意識して接しているところ(なんでも話すところや、一緒に遊ぶ時間を作ろうとしているところ)を息子もわかってくれているということが嬉しかった。
また折を見て、聞いてみたいと思う。