さよなら、「トイサブ!」
ついに息子の「トイサブ!」(知育玩具のレンタルサービス)を辞めた。
2歳から始めたトイサブ、息子は4歳なので2年間は利用したことになる。「家にものを増やしたくない」「どんなおもちゃを選べばよいかわからない」という理由から始めたトイサブだった。
定期的に送られてくるおもちゃ。息子は新しいおもちゃに興味津々だった。「こんなものがあるんだ」と、親も楽しませてもらった。
おもちゃが届いてすぐはそれなりに遊ぶ。1週間たった頃からはだんだん遊ばなくなる。間を開けて、たまに出してきて遊ぶ。そのうち見向きもしなくなる。
比較的よく遊んだのは、「マグネットブロック」と「ロディ」くらいだろうか。
以下の記事でも書いたが、やはり最後はレゴでしか遊ばないのだ。
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カスタマーサポートに、解約の旨を知らせた。
解約をお願いします。
おもちゃの質は良かったです。けれど、どれも長くは遊びませんでした。
息子にとって一番のおもちゃは「レゴ」であるようで、結局最後はレゴでしか遊ばないのです…。
長い間ありがとうございました。
数時間後に担当の方から返信があった。
ご退会のご申告につきまして承りました。
ご期待に沿えず、申し訳ございません。 お気に入りのおもちゃで繰り返し遊ぶことも、それがブロックであることも、とても素晴らしいことです。
これからも、お気に入りのおもちゃに囲まれながら、作品を作ったり、飾ったり、完成した作品で遊びが広がったりと、良き時間を過ごせますよう、ささやかながらお祈り申し上げます。 長きにわたりご利用くださりまして、誠にありがとうございました。
胸が熱くなった。こどもとおもちゃの関わりについて、真剣に考えてくれているんだな、ということが文面から伝わってきたからだ。
思い返せば、そうだった。おもちゃとともに送られてくるプランシート。プランナーさんからのメッセージはいつも、「お子様が楽しく遊べますように」という内容で締めくくられていた。
「定期的におもちゃを送ってくれるサービス」としか見ていなかったが、決してそんな薄っぺらいサービスではなかったのだ。こどもに、遊びながら学べるおもちゃを提供したい、おもちゃを通して楽しい時間を過ごしてほしい、そういう思いが底にあってのサービスだった。それに改めて気づかされ、はっとした。
こどもって親だけで育てるわけではない。祖父母や親戚がみてくれることだってあるし、保育園だってそうだ。かかりつけのお医者さんだって、健診で話す保健師さんだってそう。みんな見守ってくれているのだ。「トイサブ」もその一つだったんだなぁと思った。
メールを読んで「トイサブ、辞めないほうがよかったかも?」と一瞬思ってしまった。でも、当の息子がレゴに目覚めてしまったし、届いたおもちゃで長く遊ばないのだ。辞めるのが正解だろう。
こちらこそ、長い間ありがとう。これからも子供たちのために、楽しいおもちゃを提供してください。また、娘(現在3か月)もお世話になるかもしれません。