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40代を前にして、"暮らしを整える”がようやく見えてきた~片付け編~

小学生の頃から、「丁寧な暮らし」に憧れてきた。
でも、小学生の私はいつもとんちんかんな方向に。

・「お花を飾るのが素敵な暮らし」だと思い、階段を上った先の不安定な場所に花瓶を飾る。(数日後、危ないと気づき、やめた。)

・「空気をきれいにしたい」と思い、ファブリーズをかたっぱしからかける。(無香料ではなかったため、香料が鼻につき、やめた。)

・「一か月ごとに目標を立てよう」と思い、紙に書いた目標をふすまにペタペタ貼つける。(のちに、セロハンテープの痕が残り、悲惨なことに。)

色々と思い付きはするものの、なぜか上手くいかなかった。
それは10代も、20代も変わらなかった。

収納ケースを買ってきても、うまく使いこなせなかったり、インテリアを変えてみようと試みても、なんだか変な感じになったり。

やる気だけはあるのに、空回りする自分がなんだか悲しかった。


ここ最近、「暮らしを整える」系の本ばかり借りている。
ミニマリストまではいかないが、「必要なものだけで暮らす」ことには関心がある。
いろんな人のやりかたを本で読むうちに、わたしなりの「暮らしの整え方」が見えてきたので紹介したい。


まずは、「使っていないもの」を手放す

「使うかどうかわからないし不安」という場合は、一旦「使わないかもしれない」ボックスにしまっておき、様子を見る。
「なくても大丈夫だな」と思ったら、手放す。

「余白があること」を楽しむ

ものを手放していくと、「余白」が生まれる。
この余白が心地よいということにようやく気づいた。

以前は、洋服ダンスにぎゅうぎゅうにつめられていた服。
まずは夏物一段だけを整理したところ、余白が生まれた。
これが心地よくて、他の引き出しにも手を付けることに。

手を付けやすい夏服から

ぎゅうぎゅうにつめられていたときは、
・一つ一つの服が大事にされていなかった
・取り出すときに手間だった

だったのが、こう変わった。

・一つ一つの服を大事に扱うようになった
・取り出すのがとにかくラク!

洋服以外にも手を出し始める

洋服ダンスが整うと、他のところも気になってくる。
たとえば、化粧品。

毎日使わない化粧品も入れていた化粧ポーチを辞めた。
毎日使う化粧品だけを、取り出しやすいケースに移した。

凝るタイプではないので、これだけ

ちなみに、このケースはたまたま家にあったもの。
底が汚れるのが嫌だったので、好きな柄の布を長方形にして、ミシンで縫っただけの底じきを敷いている

ケースは特別気に入ったものではなかったが、底じきの布が好きな柄ということで、テンションがあがる。

必要なものは、適切な場所に迎える

モノを買うときには、たとえそれが100円ショップのものでもものすごく吟味する。
「本当に必要なのか?」「買った後、モノが置く場所は決まっているか?」

たとえば、洋服などは、"タンスに入るだけ"と決めている。

洋服ダンスの上でいつも場所が決まっていなかった腕時計。
「腕時計の場所」を作りたくて、100円ショップで丸い木皿を買ってきた。

お気に入りの場所

タンスの上に余白を作ったことで、この木皿を迎えることができた。

情報過多になりすぎないように

「洗剤のパッケージがじゃまだから、あえて何もない容器に移し替えている」という人をたまに見かけるが、あれがよくわからなかった。

とある本に、「パッケージって文字がたくさんあるから、どうしても読んでしまうんですよ。だから、情報過多になりすぎて嫌なの。」と書いてあって、ようやく腑に落ちた。

わざわざ別の容器に移し替えるのも手間なので、とりあえず剥がせるパッケージは外してみた。

あら、意外にすっきり

やってみると、「情報過多」の意味がよくわかった。
なにもない、のっぺりとした容器の気持ちが良いこと。

洗剤ごとに容器の形や色は把握しているので、「何が入っているか」はあえて書かなくてもいいかもしれない。(うちは同居なので、とりあえず書いてみた)

よく使うものは取り出しやすい場所に

今までは何も考えず、「とりあえず収納」していた。
これはどうなんだ?と思い、「頻繁に使うものを手前にもってくる」だけで、モノの取り出しがとてもラクになった。

加えて、「余白を作る」ことを意識しているので、モノがとりだしやすい。
どこになにがあるかも、見やすい。

こんな簡単なことに、なんで気づけなかったのだろう…と反省した。


「少ないもので暮らす」というミニマリストの域にはいけないが、「必要なものを選択して暮らす」というのがしっくりくるなぁと思う。

私はどうもモノを探すのが下手なので、「こんなところにあったのか!」ということがとても多い。
でも、初めから「必要なものだけ」そろえていれば、そんなこともあまり起きないのではないかなと思う。

今回は「片付け編」として、モノの管理について書いてみた。
「生活の見直し」として他にも取り組んでいることがあるので、また、書いてみたいと思う。

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