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忙しい日常の隣りにある優しい世界 ※詩

[忙しい日常の
隣りにある優しい世界]

空で瞬く優しい光を見上げて
僕は
深呼吸をする

穏やかな緑に包まれて
僕は
息をつく

忙しなく
目まぐるしく
息を弾ませて通り過ぎる日常は
僕には激しすぎて…

そよ風が木々を揺らす
葉っぱが
擦れて音を出す
それは木々の歌声
平穏な夜を喜ぶ歌声

水が岩に触れて音を出す
波紋が
水面に広がっていく
それは水の描くアート
心のままに感情を形にした落書き

僕が今いるこの場所で流れる時間
ゆっくりと…
ゆっくりと…流れる

此処は
全てのものが
思いのままに…
自由に…
気持ちを形にする
それなのに
絶妙に調和が取れた空間

僕が住む
この惑星が作り出した奇跡

そんなふうに僕は思う…

僕が生きる
忙しなく
目まぐるしく
息を弾ませて通り過ぎる日常
僕には激しすぎる世界
心が休まらない世界

そんな世界があるから…

僕は
僕が今いる空間を
心地良いと思えるのだろう

そんなふうに思ったら
僕の激しすぎる日常も悪くない

そんなふうに僕は思う…

休日に出会える
忙しい日常の
隣りにある優しい世界

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