モーニング
金曜日の夜更かし以降、昼夜逆転してしまい、ほぼ徹夜の日曜日。
体内時計の乱れで明日仕事に行けなくなったら困るから、昼寝するのはやめた。
AM10時30分、近所のガストのモーニングに滑り込み。睡眠不足だろうと、朝は朝だぞと自分の体に強制的に刻み込む。ホットケーキとゆで卵、ドリンクバー。なんだかホテルみたいで楽しい。入社一年目(今より貧乏)だった去年は、これが物凄くスペシャルな休日の行事だったんだ。単に体内時計修正に使うのではなく、もっとありがたがりなさいよと自分を叱る。ミニッツメイドのオレンジジュースと、カプチーノと、アップルティーとリアルゴールドを飲みながら家計簿をつけた。よくできました。ちなみに、予算の都合上モーニング以外でガストに行ったことはない。
モーニングといえばコメダ珈琲店も人気がある。
※ここからは若干モーニングに関係あるだけの思い出話なので、忙しい人は読み飛ばしていただきたい。読んでくれてありがとう、お疲れ様でした!
私がまだ幼稚園児だったころ、朝起きたら母に「家出するよ!」と言われてなんだ急にと圧倒されつつ従った(母は気晴らしをしたいだけだった)。日曜の朝、父と弟は寝ている。
音を立てずに二人で支度をして抜け出そうとしたその時、弟が起きてしまい、どこに行くのと泣き出した。私もどこに行くか知らないので、とりあえずヘタクソな犬の絵を書いてお守りだと言って弟に渡した。弟が泣き止んだので女二人は何とか家出に成功した。(まだ心が綺麗だった弟には申し訳ないことをしたと思っている。)
どうやら母はずっと「モーニング」に行ってみたかったらしい。
父の転勤で名古屋に引っ越したのにコメダ珈琲のモーニングを食べたことないのが我慢できなかったようだ。母が満足そうにゆで卵の殻をむいている光景をぼんやりと覚えている。そのお店の雰囲気は個人経営の純喫茶のように見え、いまの私の知っているコメダ珈琲の明るい内装ではなかった。幼稚園児にはすごくゴージャスな洋館に来たように感じられたし、母が願いを叶えられてよかったとしみじみ感じた。ゆで卵や食パンは家でも毎日食べていたけどね。
子育てをする母はストレスがたまっていたのだろう。父は休日起きなくて、そもそも午前中に出かけられない。ちなみに名古屋に3年間住んだのに「ひつまぶし」を食べられなかったことを、母は今でも根に持っている。
モーニングを食べ終えた私たちは、リトルワールドというテーマパークに行った。
野外民族博物館 リトルワールド (littleworld.jp)
外国のような場所で、宝石の原石を買ってもらって嬉しかったことを覚えている。
帰宅したら、弟がニコニコしていて安心した。男二人組はアカチャンホンポで鯉のぼりを買ってきたらしい。なんとも平和だった家出とモーニングの思い出。後々振り返ってみると、母と弟、父と私というチーム分けで行動することが多かったので、この日はとても貴重だった。