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肩書きへの執着を捨てる

肩書きに縛られた人生だったように思う。
「学生」を卒業し、
「会社員」となり、
「専業主婦」「母」を経て、
「パート勤務」から「正社員」へ戻る。

特に「専業主婦」の時代は苦しかった。
身動きの取れない環境を言い訳にして
必死に自分を取り繕おうとしていたから。

何としても「正社員」の座に戻りたかった。
勢いでつかみ取り、今も続けてはいるけれど
本当にこんな生活を望んでいたのか、
意地になっていないか、
自問自答を繰り返す日々。

実はこの半年間コーチングを受けていた。
(今も継続中)
生き苦しさの原因を子供時代にまで遡り、
自分自身の無価値観や執着を掘り当てていく作業を重ねてきた。
そして、私は何を恐れていて、
本当の本当は何を望んでいるのかを
手探りでこつこつと見つけては試してきた。
結構本気で。

今ならわかる。
「専業主婦」を認めていない自分
「正社員」のほうが偉いと思っている自分
「会社員」を辞めるのがどうしょうもなく怖い自分
口では肩書きなんて関係ないと言うけれど、
そうやって自分のことも人のことも判断していたんだ。

決して楽ではない、
いや、かなり辛い作業だったけれど
自分の執着や偏った価値観に気付いたとき、
自分の恐れが明らかになったとき、
不思議なもので
私が本当に大切にしたいことが見えてきた。

私は「ヨーガ」と共に生きていきたい。
生き方としての古典のヨーガを
深く学んでいきたいのだと。

人生の目的が明確になった今、
心の底から
肩書きなんてどうでもよくなった。
ただ自分の進む道をみつめるだけでいい。

「専業主婦」だった過去の自分も
「会社員」であることもどうでもいい。
それどころじゃないんだ、私は。

もう今の仕事は
続けられるところまでいって、
もういいかなと思ったところで手放そう。
そんな風に自然に思えるようになった。


世間はクリスマス、お正月とにぎやかだが
黒っぽい企業に勤める私に祝日は関係ない。
毎朝同じ時間に起きて
ヨーガの学びを深めて
いつも通り出勤する。
そう思えばなんともありがたい気持ち、、、
とはいかないけれど
今、わたしはすがすがしい気持ちでいる。

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