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生理痛を上手くコントロールするために

生理痛はなぜ起こるのか?

子宮の内側を覆っている子宮内膜は、排卵と共に受精卵の着床に備えて徐々に厚くなりますが、妊娠が成立しないと不要になってはがれ落ち、血液と共に体外に排出されます。これが生理です。

生理痛は、経血を押し出すために子宮が収縮することで起こります。

子宮を収縮させる働きをしているのが、子宮内膜が産生する「プロスタグランジン」という物質です。

プロスタグランジンが必要以上に分泌されると、子宮が強く収縮し、痛みも強くなります。

個人差はありますが、生理痛は、生理の始まる前日から生理2日目、3日目に起こりやすいです。

多少の痛みは生理的な現象といえますが、生理痛によって家事や仕事を休んでしまうなど、日常生活に支障を来す痛みになると、「月経困難症」という病気の領域になってしまいます。

生理痛は我慢しないでコントロールしましょう!

生理期間の前半、プロスタグランジンがどんどん産生されて痛みが強い時は、早めに痛み止めを服用し、リラックスして過ごすことぐらいしかセルフケアでできることはありません。

お腹を温めるのがよいという人はそれもよいでしょう。
しかし、著名な改善は期待できません。

つまり、痛みがある時は痛み止めを服用するのが最善策。

ロキソニンやイブプロフェンといった痛み止めは、生理痛の原因であるプロスタグランジンが作られるのを抑える効果があります。

痛み止めが効果を発揮するには15分から30分ほどかかるので、痛みが強くなりそうだと感じた時は早めに飲むようにしてくださいね。


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