世界から猫が消えたなら

「、、あなたの素敵なところ、あなたはいつでも私の見方でいてくれる。誰かが喜んでいるときや悲しんでいるときその気持ちにそっと寄り添うことができる。そのかわいらしい寝顔、その癖っ毛、ついつい鼻を触ってしまうクセ、必要以上にまわりの人に気を使ってしまう性格、あなたが生まれてきてくれたことで、私の人生がどんなに輝いていたかあなたには分からないでしょうね。
 
悩んで考え込んでしまうあなた。でも、悩んで悩んで最後には正しい答えを出すことが出来るあなた。あなたの素敵なところ。これだけを忘れずに生きてください。それさえあればあなたも幸せだし、あなたの周りの人もきっと幸せだと思うから。いつまでもあなたの素敵なところがそのままでありますように。」

映画　世界から猫が消えたなら

母親から息子への最後のメッセージ。自分がいてもいいと肯定してくれる優しい世界があった。最後のシーンに出てくる「ありがとう、生まれてきてくれて」という無口な父親の言葉にも考えるものがあった。

世界から猫が消えたならこの世界はどう変わるだろうか？
世界から僕が消えたなら、、、やり残したこと後悔がきっと沢山残るだろう。だけど、僕がいた世界といなくなった世界はきっと違うはずだと信じたい。本当に小さな小さな違いかもしれない。でもそれこそが、生きてきた証し。もがいて悩んで、生きてきた証し。

映画　世界から猫が消えたなら

猫は消えては困る。とても困る。私は猫に沢山支えてもらってきたから。弟みたいで、喧嘩もしたり、じゃれあったり、しゃべれないくせに気持ちが分かり合えているかのようだった。私が家を出てなかなか会えなくなったけど、猫がいつもどんな時もわたしのそばにいてくれてた。明日も生きててねって猫に言ってもらってきたんだ。猫のいない世界なんて考えられない。
KEN（画像：実家猫）ありがとう。ずっと生きててね。君は宝物だよ。