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「騙し絵の牙」塩田武士
3.5/5 その69
塩田武士は「罪の声」がよかったので、別なやつも読んでみようと本書を選んだ。
本が売れない世の中で必死のもがく編集者の物語。
作家との関係、担当雑誌の廃刊。
そして家庭の問題。
様々な状況の中で出版に携わる。
なかなか大変。
俺はエピローグが一番面白かった。
本屋がなくなるから本は地元の本屋で買うことにしていたが、本屋さんがなくなるスピードが俺の購入能力を超える。
第一線を若干引いた今、それほど本も購入しなくなってしまった。
日本人よ本を読め。