特別支援学級って何!?ざっくり説明します!
私は、小学校の教員として、臨時的任用職員を7年と本採用として3年やりました。(その後は適応障害になり、退職)教員人生の10年の約半分が特別支援学級の担任をしていました。通常学級の担任の時も、要配慮児童や通級、支援級がいたり、正直そういう星に生まれたと言っても過言ではないと思っています。私自身も特性があるので、「類は友を呼ぶ」ということなのでしょうか。
特別支援学級とは
ざっくりいうと学習や生活に困難を抱える子どもたちのために、小学校や中学校に設置されている学級のことです。じゃ、学習や生活に困難を抱えるってどういうことか。例えば、知的障害の診断を受けていて、該当学年の学習が難しい。ADHDの診断を受けていて、落ち着いて学習ができないや友だちと喧嘩になり生活ができない。など様々あります。
なぜ特別支援学級が必要なの?
なぜ必要なのか・・・それは、学習や生活に困難を抱える子どもたちのために、
①一人ひとりに合わせた丁寧な指導。 通常の学級では難しい、一人ひとりの子どもに合わせた丁寧な指導を受けることができます。
②少人数制。 少人数で授業を行うため、先生との距離が近く、何でも相談しやすい環境です。
③同じような悩みを持つ子どもたちとの出会い。同じような悩みを持つ子どもたちと出会い、仲間意識を持つことができます。
④専門の先生によるサポート。発達障害などの専門的な知識を持つ先生から、適切な指導を受けることができます。
特別支援学級でどんなことをするの?
ざっくりいうと、教科の学習+自立活動+生活単元の3つで構成されています。教科学習は、特別支援学級でやる場合と、交流といって親学級に行ってみんなと一緒に授業を受けます。自立活動と生活単元は、特別支援学級でやる独自の授業となります。この自立活動と生活単元は、特別支援学級においての生命線であり、とても大事な部分です。そして、特別支援学級の初担任になる人にとって困ることが多いです。ちなみに、私は、自立活動や生活単元はその子に応じて考えて組み立てるものなので、面白く大好きでした。
特別支援学級に入るには?
まずは、お子さんの通っている学校の先生に相談してみましょう。また、教育相談機関で、お子さんの状況を詳しく調べてもらいましょう。他には、特別支援学級の説明会に参加し、詳しい話を聞きましょう。
最後に
特別支援学級は、正直、とても難しいです。なぜなら、特別支援学級は学級経営や教科指導、生徒指導=教員としての基礎基本が詰まっているからです。逆に、ハマればとても奥深く、子どもたちの伸びを実感しやすいので、とてもやりがいのあるお仕事と言えます。今回は「ざっくり」としたお話でしたが、今後はこれまで経験したことを詳しく伝え、少しでも特別支援学級の先生が増えたり、特別支援の知識をもった教員が増えるように記事を書きますので、よろしくお願いします。