時を超えて聴く、くるりの「HOW TO GO」
こんばんは。
つぶやいタローです♪
最近は、緊急事態宣言の最中でもあって家で過ごすことが多くなってきた中、YouTubeで音楽を聴くことが多いです。昔はあんなにも、MDやらCDやらのストックがあったのが、今や全て無くなってお気に入りの曲は少しクラウド上に残っている程度になりました。
友達から勧めてもらった音楽や、CMで聴いたような音楽、ネット上で評判となっている曲はよく聴くのですが、ふと息をついた時に、
「あれ、学生時代ってどんなアーティストのどんな曲が好きだったけな」
とフラッシュバックしました。
僕が個人的に好きだったのは、くるりです。
様々な音楽を取り入れたり、メンバー変更をしたりで、原型がいい意味で無くなっているくるりではありますが、初期のメッセージ性の強い、ロック調の音楽が大好きです。好きすぎて、上海であった抽選の無料ライブも観に行ったくらいです。
基本的にくるりの曲は全て好きですが、特に好きだったのは、「HOW TO GO」です。ギターの達身さん、ドラムのクリストファーが在籍していたくるりが、札幌ファクトリーで行った伝説のライブです。
もちろん、「ばらの花」「Baby I Love You」「ロックンロール」「尼崎の魚」等も好きですが、この「HOW TO GO」に至っては少し格別です。
出典元:2004年くるり 札幌ファクトリー LIVE
一句一句のこだわりもすごく素敵なのですが、歌にこめる繊細な気持ちがスローテンポの哀愁漂うロックンロールとなってライブハウスに響き渡るあの感触は、もうこれは実際にライブを観てみないと分からないと思います。30代の方は、結構共感して頂ける方も多いのではないでしょうか。個人的には、和製レディオヘッドだと思っています。(レディオヘッドは「粉雪」で有名なレミオロメンにも影響を与えたUKバンドです)
「昨日の今日からは一味二味違うんだぜ
自信も根拠もしゃれこうべみたいな顔のまま」
どこかズシンと響く出だしのこの歌詞と、それを奏でる重低音のメロディーは、どんな華やかな曲を聴くよりも深く、東洋的で日本的で、重みがあるなと感じます。でも、絶望というよりかは、人生は空虚なものかもしれなけど、何とか価値を見出してそれぞれ生きてるんだぜ感が、他の曲のリアリティとは一線を画していて、最高に格好いいですね。
最近魂に訴えかけるバンドって中々少なくなってきたのかな(もしくは自分がちゃんと新しいものを受け入れ切れてないのか)と思うのですが、夜のひとときにそんなことを思い返してみるのでした。あ、でもKing Gnuだったり髭男だったり好きなバンドもいっぱいあるから誤解しないでくださいね。
皆さんの青春の音楽ってどんなアーティストのもので、どんな曲でしょうか。
それでは、また!