『スパイファミリー』に考えさせられる
先日、別記事でちらりと呟きましたが、やっぱり映画『スパイファミリー』を観に行ってしまいました(笑)
平日の午後の回とあって、どんな人が観に来るんだろう…と思ってましたが、時間帯のせいか、ほぼほぼ大人。
いろんな世代の方が来ていて、『スパイファミリー』人気を再確認しました。
私のようなお一人さまも多く、中には、シニア世代の御夫婦らしきカップルも。
お二人でハマってるのかしら…と、勝手に想像してほっこりしてしまいました。
『スパイファミリー』は、父ロイド(実はスパイ)、母ヨル(凄腕の殺し屋)、娘アーニャ(心が読める超能力者)、愛犬ボンド(予知能力犬)という、任務遂行のために集められた偽の家族の物語。
お互いに、真の姿や能力は秘密にしているところがポイントです。
劇場版では、とにかく大迫力のアクションシーンが印象的でした。
特にヨルさん。
格好良すぎて、もう超人の域です。
夫と娘を探しに来ただけで、あの活躍ぶり(笑)
ロイドがアーニャを救い出すための戦いと同時進行で、ハラハラシーンが続きます。
夢中で観ていたおかげで、小腹空いたとき用に持参したお菓子は、食べることなく終わりました。
TVやコミックでもお馴染みになっている、お約束ネタは劇場版でも健在。
酒癖の悪いヨルさんや、赤面するダミアンくん、そして大量のアーニャの変顔などなど。
フィオナさんの「すき♡」も、しっかりありました。
また、完全にお子さまを意識したであろうウ◯コネタもあり、後ろの席の男の子が、まんまとウケて笑ってました。
大好きだよね〜、こういうの。
神様や園まで登場するトイレワールドに、大人も脱力です(笑)
大人も子どもも楽しませようとして、手いっぱい感はありましたが、TVシリーズとは一味違う特別感をスクリーンで味わえるのは、なかなか楽しかったです。
ゲスト声優が、中村倫也さんと賀来賢人さんというのも贅沢。
観ている間、気づかなかったくらい、役に溶け込んで馴染んでいました。
『スパイファミリー』は、基本コミカル路線なのですが、でも登場人物たちは、辛い過去だったり秘密だったり、それぞれに闇を抱えてもいます。
だからこそ、最初は目的ありきの寄せ集めの家族だったけれど、お互いの存在がだんだんと心地良く、少しづつ離れがたいものに変わってゆく…。
そして、その関係は絶対ではありません。
いつ壊れてもおかしくない、とっても微妙なバランスの上に成り立っている家族。
それを知っているから、観ている私たちは、幸せそうに笑い合うアーニャとヨルさんや、それを優しい眼差しで見つめるロイドの姿に、ホッと心を温められながらも、同時に切なさを感じるのかもしれません。
『スパイファミリー』を観ていると、家族って何だろう?と考えさせられます。
血が繋がっていても、相容れないことも理解できないこともあるし。
赤の他人でも、いっしょに暮らしているうちに、互いに無くてはならない存在にもなる。
時には、本物の親子や夫婦以上に…。
いつの日か、任務が完了して、家族でいる必要がなくなった時。
アーニャたち家族は、どんな道を選ぶのか…。
でも、まだまだ彼らの物語を見守っていたいから、次々と難題が起きて任務を遂行し続けておくれ…
と思ってしまう、いちファンです。
映画館で、こちらのMISSIONカードをもらいました。
最初、フラッシュで撮影すると絵が出るのかと思ったけど、うっすら見えるだけで不正解。
その後、リビングのテーブルに放置していたら、知らない間に絵が浮かびあがっていて、勝手に正解してました(笑)
そういうことでしたか。
子どもの頃、『小学◯年生』とかで、こんな付録あったなぁ…と思い出し、懐かしくなりました。
ちなみに、ムスメに考えさせたら、
「ヒントが『ほっと』ってことは、温めるのかなぁ…」
と言って、手でごしごし擦ったり、息をハァ〜と吹きかけたりしてました。
(違うよ 笑)
ネタバレありということで、読むのをガマンしてましたが、ようやく観に行ったので読めました(笑)
インタビューや一問一答、描き下ろしのマンガなどもあって、ファンには嬉しい特典ですね。
でも、何と言っても衝撃的だったのは、キャストさんたちのイラスト企画。