男性の性欲の解説
同じ「性欲」でも、男性と女性では全く違う。それを理解することが、性犯罪対策の第一歩となるように思われる。
(多様性や共生とは、お互いの理解の先にしか存在しえないのではないかとの想いがある)
男性の性欲について、主に女性に向けて解説して行きたい。
人間の男性は、生殖行動を成功させるためには、陰茎を勃起させることが必要不可欠である。つまり、男性にとっては勃起できればなんでも良く、そのトリガー(きっかけ)が重要なのである。そのトリガーは一般的には女性の身体やそこに繋がるものである。
また、精子は日々作られて精巣に溜まっていくものであり、その溜まり具合と性欲は比例していく。ここが女性との大きな違いであり、「溜まる」のであり、排卵のようなものがないのである。溜まるのだから「出さなくてはならない」。
(出さなくても健康上問題ないが、多くの男性は発情期の犬猫のようにツラい思いをする)。
ここまで見るとわかるように、溜まる→出したい→トリガーを探す→女性を色目で見る
の流れがあり、何が悪いと言えば「溜まる」ことが悪いのであり、宦官になれば全てが解決するかもしれない。
また、「出したい」のだから出すまで終わらず、この点でも女性に不快な思いをさせるのである。
性犯罪はこれらの生物学的事情を理解したうえで対策するべきであり、男性に紳士性を求めるのは乙女にもほどがある。発情期の犬猫と同じなのだから、男性やその人間性を責めるのではなく、生理的解決(去勢など)やGPSや監視カメラ、あるいは性的娯楽などのシステムでうまく管理するしかない。
恋愛がそうであるように、理性ではどうしようもないことがあるからこその生物である。いい加減、何かの事件があるたびに人間性を問うような前時代的な言説はやめてほしい。
たとえば犯人の人間性をいくら暴いたところで、未来にどう繋がるというのだろう。
(きっと、アニメ好き/友達の少ない男性•••etcは性犯罪を起こしやすいみたいな人々を分断する言説の足しになってしまうだろう。)