午後のロードショー「刑事ニコ/法の死角」
公開 1988年
監督 アンドリュー・デイヴィス
公開当時 スティーブン・セガール(36歳) シャロン・ストーン(30歳) パム・グリア(39歳)
ストーリー
シカゴ市警の敏腕刑事ニコ・トスカーニ。麻薬取引の現場に張り込んだ彼は、壮絶な銃撃戦の末、全員を逮捕する。が、何者かの圧力により犯人たちはすぐに釈放され、ニコは捜査から外されてしまう。納得できない彼は独自に捜査を始め、元CIA特殊工作員の能力と合気道の技を駆使し、法を逃れた悪を追いつめていく。
スティーブン・セガールの映画は午後ローでも度々放送されますが、この映画は主演1作目なのですね。
午後ローではセガールおやじと称されており、若いころの作品ではヤングセガールとも呼ばれています。
セガールは日本に住んでいたこともあるそうで、日本語が非常に堪能なのに驚かされました。
セガールの役どころといえば、正義感の強い熱血刑事か、退役軍人のエージェントなどが多いと思いますが、たいてい全編にわたってアクション満載で頭を空っぽにしてボーっと見るには最高です。
彼のアクションは 日本の合気道や柔道がベースになっていることもあり、派手な動きでは無く、小手先でバッタバッタと敵を倒していくのが見ていて小気味いいですね。
パム・グリアがセガールの相棒の役で出演していますが、とてもセクシーですね。
仕事中に町のチンピラからナンパされるシーンがありますが、警察バッジを見せて「5秒で消えて!…もう3秒経ったわ」と小気味よく追っ払うのも痺れます。
セガールの妻の役でシャロン・ストーンが出演していますが、まだこの頃は「氷の微笑」などで大ブレイクする前でしょうか。
まだそれほど有名では無かった頃かもしれませんが、さすがの存在感がありますね。やはり、ハリウッドの大スターになるような人は
最初からダイヤのように光るものがあるのでしょうね。
スティーブン・セガールの映画は「沈黙」シリーズをはじめ、テレビ放送されているものは大体チェックしていますが、シチュエーションが
変わっただけでキャラクターはほとんど変わらないように思います。
演技の引き出し云々ではなく、あれだけの存在感があれば、細かい演技力などは必要ないですね。
私はセガール映画=午後ローというくらい、セガールの映画は午後ローの概念を体現していると勝手に思っています。
総合評価
ストーリー ★★★
午後ロー親和性 ★★★★★
流し見許容度 ★★★★★
セガール度 ★★★★