目は口ほどに物を食べる
懐かしい映画
ふらりとランチに入ったお店のテレビで「ディナーラッシュ」という映画が流れていました。懐かしい…等思いながらランチが来るまでぼんやり見ておりました。
ざっくりと説明するならばアメリカのレストランで起こる人間ドラマなのですが
出てくる料理がとても美しく美味しそうなのです。
久々そんなディナーラッシュを見ながら「そもそも何故美しく盛り付けるのだろう?」なんて事を思いついてしまいました。
ただ、栄養摂取として食べるだけならばボンバンドン!!と調理した食材を皿にのせようが、丁寧に美しく盛り付けて出そうが大差はないはず……
では何故人々は美しい盛り付けに感動しお金を払うんだろう………
また、どうでもいい事が気になる
調べてみると、盛り付けの美しさは味に影響を与えるという研究結果があるそう。
かき氷のシロップが例に出されていました。
かき氷のシロップは実はほとんど同じ味というのは有名なお話。
つまり、食べる前にまず目に入ってくる。
食べる前にすでに味を目で判断しているのだそう。
さらに読みすすめていくと
過剰に華美でも駄目だそう。味覚ではなく視覚に意識がいくとか。
なるほど、なるほど_φ(・ω・。)メモメモ
ちなみに日本人は円錐形に盛られたものに美しさを感じやすいとも書いてありました。
刺し身を盛り付けるとき、ツマの上に乗せるのがそれだそう。
フーーーン、でもこれ茶の湯系のnoteなのにお茶関係なくね??と、思って机をひっくり返した方もいらっしゃるかもしれません。
関係あるのかないのかはさておき、いくつかの事を思い出したのです。
魯山人の器。
私がまだまだ見る目も足らず、素人だと思って読んでくださいませ♡
ネット上だけでなく、何回か有名なお店の店頭でお見かけしたことがある魯山人の器。
いつ見ても、何故そこまでみんなが大絶賛するのがピンと来ないのです。
何故なのだろう(私の知識が足りないのは勿論なのですが)と考えた時、たどり着いた答えが
美食家でもあった魯山人。
料理が美味しく見える事が大前提の器だからなのかなぁと。
器と料理トータルで計算して作っていたのだとしたら、料理ののってない皿は完成していない器なのではないでしょうか。
美術館で茶碗を見る時、しばらく眺めたあと目を閉じその茶碗に美しく映える緑を想像します。
そして、ああ、いい茶碗だなぁと思うのですが料理に関して、まだ、出来ていないということです。
つまり、料理を想像できない私の問題、勉強しなきゃです。
魯山人の器に美しく最善のチョイスされた料理にいつか会いに行かねば!!!
なんだかやるべき事がわかってきました(エッ
美しい和菓子
もう一つは美しい練切りについてです。
視覚から入るのだから、美しいのは当然だろう当然だろうと言う声もあるかもしれませんが……
数多あるSNS上には美しい練切りが溢れています。
和菓子を勉強するにあたって何冊か本を購入したのですが、検索すると「美しい練切り」というようなタイトルの本がとても多い事に気が付きます。
美しさを皆求めているのはSNSのせいでしょうか??
実はこれは今に始まった事ではなく、それは江戸時代お菓子の見本帳が残っている事からも見て取れます。
季節を和菓子で感じることを楽しみとし技法製法を発展させて来たのかもしれません。
江戸時代からの美しい和菓子達は、虎屋さんのサイトでも見れるので、ご興味ある方は是非。
「和菓子は五感の芸術」
この言葉が全てではないでしょうか?
まずは視覚ありき。
この言葉を忘れずに、茶の湯に和菓子作りに精進していこうと思いました。
みんなの茶の湯ORIイベントお知らせ📢
《みんなの茶の湯講座『茶の湯と歴史』@白いハコ》
新しく始まる講座「茶の湯の歴史」
この講座では、茶の湯の歴史だけでなく、近年の学術研究の成果も取り入れながら、文学や思想、宗教、美術、近世以降の家元制度なども特集していきます。
【第一回】歴史学における「逸話」の扱いと、茶の湯の歴史概説です。
茶の湯の歴史を語る上で、先達の「逸話」は欠かすことのできない存在です。後世の創作も含まれる「逸話」ですが、近年の研究や歴史学においてどのように扱われているのか、またそうした「逸話」はなぜ生まれるのかについて特集していきます。
※各回完結なので、どの回からでもご参加いただけます♪
・日時 10月13日(日)
①14:00〜15:10 ②15:20〜16:30
・場所 GINZA FOREST 2F 白いハコ
(小田急向ヶ丘遊園駅北口すぐ)
・参加費 3000円(抹茶+和菓子付き)
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《『和菓子づくりとワンランク上のお茶の淹れ方』》
ハウスクエア横浜にて、和菓子とお茶のコラボイベントを開催いたします。
花房希光子さんの美味しいお茶とみんなの茶の湯ORIの和菓子!是非会場にてご堪能ください〜♪
【講師】
・花房希光子
(日本茶インストラクター・抹茶文化研究家)
・田道間未来(みんなの茶の湯ORI)
【日時】
・11月9日(土) 11:00~12:00・13:30~14:30
【開催場所】
・ハウスクエア横浜 1Fイベントスペース
【定員】
各回10組様(お茶と和菓子のセットは1家族1セット)
【事前予約制】
【参加費】無料 ※駐車場 無料対象外
(モデルハウス・ショールーム見学の方は無料)
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