サントリー美術館、熟柿出してるってよ
SNSを見ていたら「サントリー美術館で本阿弥光悦の熟柿見てきました」などと書かれている方がいるじゃないですかっ!
名前は聞いた事あったけれど、見たことなかった「熟柿」
東博の本阿弥光悦展にも出ていなかったな、そういえば……
と、言うことで「熟柿」に会いに行ってきました。
前情報としては「熟柿」が展示されているだけで向かった名品ときたま迷品展
会場についてびっくりしたのは「一部撮影オッケー」である事。
ありがたいです。
まぁ熟柿は無理よね、なぁんて思いながら会場へ足を進めました。
第一章から第六章にわけられています。
名品時々迷品ご案内
第一章 漆工 生活を美で彩る
第二章 絵画 おおらかな心で愛でる
第三章 陶磁 人類最良の友と暮せば
第四章 染織と装身具 装わずにはいられない
第五章 茶の湯の美 曇りなき眼で見定める
第六章 ガラス 不透明さをも愛する
「熟柿が見れればええやーん」くらいの感覚でしたが、展示品はどれも素晴らしいものばかり。私が好きだなーと思ったのは
77織部洲浜形手鉢
85流釉花枝文平鉢(野々村仁清)
87三彩鉢(木米)
89色絵桜文透鉢
90色絵梅枝垂桜分徳利
93白泥染付金彩薄文蓋物(乾山)
かなぁ。
中でも85番の仁清。
こういう色絵ではなく
とてもシンプルな作品でしたが、そのデザイン性の美しさに心を奪われました。
ちなみにこの作品の展示されているブースには
木米、仁清、道八がならんでいて圧巻です。
そんなこんなで熟柿
第五章に入ってびっくり。
熟柿撮影オッケーとか……
ありがたい世の中ですねぇ……
色々な熟柿。
勝手に乙御前に似ているのかなと想像していたのですが、雰囲気は紙屋に近いかなぁと。
大きさも形も。
なるほど、今にもかぶりつきたい色艶!
まさに熟柿。
ちなみにこのブースにはあと2つ素敵なお茶碗がありました。
129灰釉平茶碗
この茶碗についてはみんなの茶の湯ORIInstagramで詳しく説明してくださっているので是非そちらも読んでいただければ幸いです。
なるほどなるほどととても勉強になりました!
131色絵七宝繋文茶碗
名品時々迷品というタイトルから変わったものもあるのかと思っていましたが、どれも素晴らしい作品ばかりでした。
漆器〜ガラスまで様々な分野の名品が展示されていますので多くの方が楽しめる展示だと思います。
6月16日までとなっておりますので、皆様も是非足を運ばれてはいかがでしょうか?
サントリー美術館さんのInstagramはこちら
最後は勿論
【茶の湯イベント情報🍵@白いハコ】
📝《水無月茶の湯体験会》
気軽にお茶の体験をしてみませんか?
茶碗の見方や楽しみ方なども学ぶことができます♪
さらに【茶碗の見方講座】をはじめ、過去の講座についてのご質問等も承っております。都合が合わず参加を見送られた回など、気軽にご相談ください😊
※美味しいお菓子とお抹茶をご用意しております!
・日時 6月2日(日) ①14:00〜15:10 ②15:20〜16:30
・場所 GINZA FOREST 2F 白いハコ
・参加費 2000円(抹茶+和菓子付き)
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器を保護するために用いられる「箱」
最終回の今回は、箱にまつわる逸話や各家元・宗匠・数寄者たちの箱書の比較などを中心にお話し予定です!
各回完結なので、どの回からでもご参加いただけます♪
・日時 6月23日(日) ①14:00〜15:10 ②15:20〜16:30
・場所 GINZA FOREST 2F 白いハコ
・参加費 2000円(抹茶+和菓子付き)