見出し画像

学ぶと楽しみは百倍

現在静嘉堂文庫美術館で開催されている「眼福、大名家旧蔵、静嘉堂茶道具の粋」展へ再び行ってきました。

前回の様子はこちら

今回は竹内順一先生(東京藝術大学名誉教授)の講演会「唐物茶道具の世界―大名物茶入から天目まで」と、展示入れ替えで展示が終わってしまう堅手茶碗「秋かぜ」と黒織部茶碗「うたた寝」がメイン。

美しい茶道具達

黒織部茶碗「うたた寝」

写真加工簡単に出来る時代に、加工なしでこの美しさ。
釉薬の色艶、土見せと釉薬の色のコントラスト、口の造りやデザインのさりげないのに細かい作業。

丁寧に作られ、大切に愛されて使われてきた物が持つ美しさに、うっとり。

堅手茶碗「秋かぜ」

相変わらず美しい茶碗。
見込みに吹く風の様子が感じられる美しい景色。
これでお茶を飲んだ後、水面には山の緑が映っているのだろうなぁ等々思いながら、真向かいのベンチに座りしばらく眺めていました。

次、来たときは君達は居ないのね(ノД`)シクシク

金地院


前回も思ったのですが、この金地院。
私の大好きな有楽井戸に良く似た雰囲気。
ぽってりと品のある感じや、雰囲気の話なんですけどね。
この子は後期も居るみたいなので、また会いに行くね!!

竹内先生の講演会

抽選には漏れたけれどもキャンセル待ちという素晴らしいシステムにより、竹内先生の講演会をお聞きする事が出来ました!

さて。
ここで正直に打ち明けます。
私、茶入の良し悪しが良くわからないのです…(ゴクリ)
付藻茄子や松本茄子はバキバキのところからあそこまで美しく修復されててすごいなぁとは思っていました……
勉強不足でごめんなさい………カタ((((꒪꒫꒪ ))))カタ




そんな私ですが、竹内先生の講演会を聞いて目から鱗がポロリポロリ。

茶入の見方、どこをどのように見るのか、大名物と言われている茶入はどのようなところから大名物と言われているのかなど、細かくお話してくださいました。

竹内先生の楽しいお話をお聞きして、ゼロだった茶入への興味が100になりました。

素晴らしい……

これから茶入を見るときは箱や仕覆だけでなく(エッ
茶入そのものを楽しめるという楽しみを手に入れる事が出来ました(*´罒`*)

それ以外にも、天目茶碗についてや学芸員さんやバックヤードの裏話等々、竹内先生にしかお話出来ない貴重なお話をお伺いする事ができ、大満足の時間過ごす事が出来ました。

前回静嘉堂文庫美術館に来たときは、みんなの茶の湯ORIの講座で学んだ事のありがたさに気が付き
今回の講演会で、さらに茶道具の楽しみ方を学び

知りたいと学ぶ事の大切さを改めて知ることが出来ました。

本を読んだり、美術館へ足を運んだり、みんなの茶の湯ORIの茶の湯講座へ足を運んだり(アレ

学ぶにはちょうど良い季節となりました。

10月13日㈰茶の湯講座へご参加お待ちしております。

茶の湯イベントお知らせ📢

《みんなの茶の湯講座『茶の湯と歴史』@白いハコ》

 新しく始まる講座「茶の湯の歴史」

 この講座では、茶の湯の歴史だけでなく、近年の学術研究の成果も取り入れながら、文学や思想、宗教、美術、近世以降の家元制度なども特集していきます。

【第一回】歴史学における「逸話」の扱いと、茶の湯の歴史概説です。

 茶の湯の歴史を語る上で、先達たちの「逸話」は欠かすことのできない存在です。後世の創作も含まれる「逸話」ですが、近年の研究や歴史学においてどのように扱われているのか、またそうした「逸話」はなぜ生まれるのかについて特集していきます。

※各回完結なので、どの回からでもご参加いただけます♪

・日時 10月13日(日)
    ①14:00〜15:10 ②15:20〜16:30

・場所 GINZA FOREST 2F 白いハコ 
    (小田急向ヶ丘遊園駅北口すぐ)

・参加費 3000円(抹茶+和菓子付き)
ご予約はこちらから

《『和菓子づくりとワンランク上のお茶の淹れ方』》


 ハウスクエア横浜にて、和菓子とお茶のコラボイベントを開催いたします。

 花房希光子さんの美味しいお茶とみんなの茶の湯ORIの和菓子!是非会場にてご堪能ください〜♪

【講師】
・花房希光子
(日本茶インストラクター・抹茶文化研究家)
・田道間未来(みんなの茶の湯ORI)

【日時】
・11月9日(土) 11:00~12:00・13:30~14:30

【開催場所】
・ハウスクエア横浜 1Fイベントスペース

【定員】
各回10組様(お茶と和菓子のセットは1家族1セット)

【事前予約制】

【参加費】無料   ※駐車場 無料対象外
(モデルハウス・ショールーム見学の方は無料)
ご予約はこちらから

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?