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美味しい茶碗

11月になりましたね。
神様おかえりなさい。

イントロダクション

最近というか、今更というか気がついた事を少々。
ただ、あくまでも私の感覚なのでグリグリ深堀されると学術的なお答えはできませんと先にお断りしておきます(`・ω・´)ゞ

静嘉堂文庫美術館 のんこう作 

自宅でお茶をたて、飲んでいた時ある事に気が付きました。
「萩でお茶たてると、他の茶碗よりなんだか美味しい気がする…」

その時の私のたて方が奇跡的に神がかっていたのです!!
と、言いたいところではありますが。
そんな事は悲しいかな、まずありえない事でして。

抹茶も茶筅も水もお茶をたてる人も同じ。

違うのは茶碗だけ。
何が違うんだろうと考えていたそんな時、いくつかの体験を思い出しました。


1.何故かお茶がまずくなる茶碗。

とてもとても美しい茶碗なのに、何故かお茶がまずくなる茶碗に出会った事があります。
それは李朝のもので、お茶用に作られたものではなく、お茶用に見立てられた茶碗でした。
よく古い茶碗にありがちな土の匂いやカビの匂いがするわけでもなく、お茶も普通にたてられるサイズ感。飲むのにも支障はありません。
でも、美味しくないのです、お茶が。

私一人の意見ではなく、その茶碗を使われた他の方もおっしゃっていました。

2.はて??となるお茶

今まさに空前の抹茶ブームだとか。
知らんけど。
どこも抹茶が品薄だそうです。
インバウンドとかなんとか効果みたいですね。
お茶業界が賑やかになるのはとても喜ばしいことです。
ただ、ねぇ。
あちらこちらで抹茶が飲めたり、抹茶を使ったドリンクやお菓子を目にすること多く、抹茶好きとしては注文もしてしまうのですが…

お値段それなりなのに「わぁ!!!美味しいー!!!」と思った事がほぼないのですよねぇ。

値段の高い抹茶じゃなくても美味しい抹茶がたてられるのはイベントや講座や稽古などで、経験済みです。

じゃあ、なんで美味しくないのか。
要因は色々だとは思うのですが、器もあるのかなぁと。
お店で飲むと、インバウンド向けなのかInstagram向けなのかデザインに凝ったおしゃれな器で出されたり、そんな事ありますよね。

わぁおしゃんてぃーー!!と口をつけた時、はて?となる。
そんな経験ありませんか??

普段あまり抹茶を飲まない方がそれを頼んで「わっ!抹茶って美味しい!!もっと飲んでみたい!!」ってなるのかなぁ……などと思ってみたりして、というのは余談でございます。

3.釉薬や材質によって変わるお茶の味

白いハコさんのオープニングイベントでしたお茶についての講座の時に、色々調べていて実は器でお茶の味が変わるという事が以前から言われていた事にたどり着きました。
ご興味ある方はこちらを是非。

こちらはお茶屋さんが書かれているのかな?でも、もうここに答えがある気がする……

難しい事はわからないし、語れないお年頃なので、読んでいただければとは思います( ⸝⸝ ̫  ) テレ

4.一楽二萩三唐津

なんだかダラダラ書いてきたけれど、つまりですね。
この一楽二萩三唐津って言葉は、お茶が美味しい順番でもあるのかなぁ、と思ったということを言いたかっただけなのです。

ちょっと賢く見られたくてダラダラ書いてみました(*´ ˘ `*)エヘヘ

そして、遠い遠い昔から大切に大切に受け継がれてきた茶碗達というのも、見た目ももちろんデスが、実はそれで飲むとお茶が美味しいという理由も大切だったのではないかなぁと。

だって、お客様にお出しするにしても自分で飲むにしても、お茶が不味くなる茶碗はやはりあまり使いたくないじゃないですか?

皆様のお気に入りの茶碗も実は、一番お茶が美味しいと思う一盌なのではないでしょうか??

美味しいお茶にピッタリのイベントご紹介

【茶の湯イベント情報🍵】

《霜月茶の湯体験会》

 気軽にお茶の体験をしてみませんか? 

 茶碗の見方や楽しみ方なども学ぶことができます♪

 さらに【茶碗の見方講座】をはじめ、過去の講座についてのご質問等も承っております。都合が合わず参加を見送られた回など、気軽にご相談ください😊

 ※美味しいお菓子とお抹茶をご用意しております!

・日時 11月10日㈰
①14:00〜15:10 ②15:20〜16:30

・場所 GINZA FOREST 2F 白いハコ 

・参加費 2000円(抹茶+和菓子付き)

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《みんなの茶の湯講座『茶の湯と歴史』@白いハコ》

 新しく始まる講座「茶の湯の歴史」

 この講座では、茶の湯の歴史だけでなく、近年の学術研究の成果も取り入れながら、文学や思想、宗教、美術、近世以降の家元制度なども特集していきます。

【第2回】喫茶文化の萌芽と珠光以前のお茶

 中国南部からもたらされたお茶文化は、世界各地に広がりました。

 その歴史を遡りながら、その広がりと現在も各地に受け継がれるお茶文化を特集していきます♪

 日本にもたらされたお茶文化は、独自の「わび茶」(※)文化に発展していきます。

 その祖とされる人物が「珠光」ですが、珠光以前の「平安・鎌倉時代」のお茶文化、さらに「のむ」とは何を指すのか。お茶文化の始まりを探っていきます。

※各回完結なので、どの回からでもご参加いただけます♪

・日時 11月24日(日)
    ①14:00〜15:10 ②15:20〜16:30

・場所 GINZA FOREST 2F 白いハコ 
    (小田急向ヶ丘遊園駅北口すぐ)

・参加費 3000円(抹茶+和菓子付き)

(※「侘茶」の語は、明治38年の田中仙樵著『茶禅一味』初出)

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《『和菓子づくりとワンランク上のお茶の淹れ方』》

 ハウスクエア横浜にて、和菓子とお茶のコラボイベントを開催いたします。

 花房希光子さんの美味しいお茶とみんなの茶の湯ORIの和菓子!是非会場にてご堪能ください〜♪

【講師】
・花房希光子
(日本茶インストラクター・抹茶文化研究家)
・田道間未来(みんなの茶の湯ORI)

【日時】
・11月9日(土) 11:00~12:00・13:30~14:30

【開催場所】
・ハウスクエア横浜 1Fイベントスペース

【定員】
各回10組様(お茶と和菓子のセットは1家族1セット)

【事前予約制】

【参加費】無料   ※駐車場 無料対象外
(モデルハウス・ショールーム見学の方は無料)

各ご予約はこちらから

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