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ラーメン二郎初体験記。未知との遭遇

僕のnoteでは、普段は過去の芸人時代の体験をもとに感じたことを物語として綴っています。今回はいつもと違った視点でのお話をしたいと思います。本日のテーマは、「想像していなかった未来」です。ずばりラーメンです!

ちなみにみなさん、ラーメン二郎さんへは行った事はありますか?

僕は行ったことが無くて、意を決して今年デビューしたのです。その際に想像していた味を遥かに超える美味しさに出会いました。では、最後までお付き合いください。

ラーメンへの愛

僕はラーメンが大好きだ!!!

たまらなく好きだ。どのくらい好きかと言うと1日3食ラーメンの日を作らないと気が済まないほどの情熱だ。それくらい、ラーメンに対する愛情は深い。

最初にスープを飲んだ時、舌が喜ぶのがすぐに分かる。そして、麺を啜った瞬間、喉が歓喜の声を上げる。これこそがラーメンの魔法だ。

特に僕が好きなのは味噌ラーメンだ。お笑いをやっていた頃、冬場のネタ合わせを終えた後に食べる味噌ラーメンがたまらなく美味しかった。その思い出の味こそが、今の僕の味噌ラーメンへの愛情を育んだのだ。それ以来、味噌ラーメンは僕の心の一番の席に座っている。

そして冬のサッカー観戦後に、凍えた身体を癒してくれた醤油ラーメン。

飲み会帰りの夜中に食べたとんこつラーメン。それぞれの一杯が、僕の人生に小さな光を灯してきた。ラーメンの多様性は、それぞれの瞬間に応じた楽しみを提供してくれるのだ。

未知の世界への挑戦

「ラーメンが好きなのに、ラーメン二郎に行ったことがないのはどうなんだ?」と思い立ったのは今年の春のことだった。

二郎インスパイア系のお店には何度も行ったけれど、本家にはなぜか足が向かなかった。きっとその独特の文化やルールに恐れを抱いていたのだろう。

二郎インスパイア系のお店で過去に並び方を間違えて、常連さんに怒られたのもトラウマのようにあった。本家に行けばもっと怒られるかもしれないと。

しかし、僕は覚悟を決めた。行く前にYouTubeやネットでたっぷり予習し、並び方から「マシマシ」という呪文のような注文方法までしっかり頭に叩き込んだ。

そして、ゴールデンウィークのある日、ついにラーメン二郎栃木街道店へと足を運んだのだ。

初めてのラーメン二郎

初めて訪れたラーメン二郎。店の前に立っただけで緊張はピークに達した。

食券を買い、待ち席に座り、じりじりと順番を待つ時間は永遠にも思えた。

そしてついに、席についた。店主さんから「ニンニク入れますか?」とトッピングのコールを問われるのを全身の神経を研ぎ澄まして待った。

震える声で「ニンニクヤサイアブラ」とコール。これはニンニクとヤサイとアブラを増して下さいと言う意味だ。短い一言が、こんなにもプレッシャーを伴うとは思わなかった。


そして、ついに目の前に現れた一杯。


それはまさに壮観だった。


スープを一口飲むと、これまで味わったことのない世界が広がった。濃厚でしょっぱいのに、れんげが止まらない。でもどこか優しさも感じる味わい。

山のように盛られたヤサイはアブラがかかっていて歯応えを通して口中に染み渡る。麺を啜ると、しっかりスープを吸った甘みのある麺。そのアルデンテな歯応えとボリューム感が口の中を一気に支配する。そして、脳を痺れさせるニンニクの刺激。甘さのある豚の旨み。全てが未知との遭遇、これこそがラーメン二郎だった!!

ラーメンが教えてくれたこと

ラーメン二郎への挑戦は、一杯の驚きと満足感だけでなく、何か大切なことを教えてくれたような気がする。

自分の中にある「怖れ」をひとつ越えたとき、そこには新しい景色が広がっていた。

その後、ラーメン二郎三田本店にも足を運び、さらに二郎の魅力に引き込まれた。総帥にもお会いすることが出来て感激であった。


それにしてもラーメンとはどの一杯も、今の自分をつくる物語のひとつになっている。

ラーメンは、単なる食べ物ではない。

思い出を運び、挑戦を促し、人の心を豊かにするものだ。

大袈裟か?いや大袈裟ではない!!

これからも僕はラーメンを愛し続け、人生のあらゆる場面でその味わいに励まされながら歩んでいくのだろう。ビビらず、もっと早くにラーメン二郎に挑戦すれば良かったと思う。もっと早く出会うべきだった。。。そのくらい衝撃的なうまさであった。

ラーメンの湯気の向こうには、きっとまだ見ぬ世界がたくさん広がっている。ラーメンに限らず何事も挑戦が大事なのだ。

映像化への想い

いつかこのnoteを書籍化、映像化したいと、本気で願っています。

僕は芸人を辞めてからの10年間、言葉にし難いほど苦しい日々を過ごしました。

その闇の中でどうにか息をし続け、そして少しずつ光を見つけて解放されていった体験。

それを、自分と同じように苦しんでいる人たちに届けたいと思っています。

誰かが寄り添ってくれることで、人は必ず救われる。

そんな確信があります。

時には冗談めかして、「吉本さん、お願いします!」なんて言ってます。

けれど、心の中では真剣なんです。

僕のnoteがもっと多くの人に届き、広がることで、苦しむ誰かの心が少しでも軽くなる手助けになれば。

そんな期待と願いを込めて、これからも書き続けていきます。


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soranin0707(元吉本芸人)
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