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スクールカウンセラーだった竹内成彦は、如何にして「いじめ」と「不登校」を激減させたのか?

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。


私は、スクールカウンセラーとして6年半、
いじめ・不登校対策委員として、計9年務めました。

私が「いじめ」を激減させることに成功した理由は、
1.いじめの防止対策を分けて考えた。
2.いじめる児童・生徒を減らした。← 対策しました。(最重要課題です)
  いじめられる児童・生徒を減らした。← 対策しました。
  いじめを見て見ぬ振りする児童・生徒を減らした。← 対策しました。
3.いじめが起こらない雰囲気を、教職員と共に、クラス内に作った。
4.いじめの発生に素早く気付き、家庭と協力して、早急に対策した。
   ↑ ↑ ↑
私が赴任する前、学校は、いじめられる児童・生徒を減らす努力は、タブーとなっていたのか、ほとんどしてこなかったです。被害者を出さない努力は、いじめがあってからでは遅いのです。私が在中していた学校で、いじめがほとんど起こらなかったのは、防止として、いじめる児童・生徒を減らす努力をしたと共に、いじめられる可能性のある児童・生徒を減らす努力をしたからです。


私が「不登校」を激減させることに成功した理由は、
1.不登校の防止対策を分けて考えた。
2.不登校にさせない家庭づくり・学校づくりをした。
3.不登校になってしまった児童・生徒に対し、学校と家庭は協力し、早めに手を打った。
 ↑ ↑ ↑
例えば、「学校は、無理して行かせなくていい。学校は、行きたい子だけが行けばいい」という意見がありますが、この意見は、不登校対策には、ある程度の効果がありますが、不登校防止には、害でしかありません。このあたりは、本当に注意しなければならないところです。


消防士の方で、防火と消化を一緒くたに考えている人はいません。
けれど、いじめや不登校に関しては、防止と対策を一緒くたに考えている人(専門家と呼ばれる人の中にも)が、大勢います。一緒くたに考えるのは誤りです。その誤りは、児童・生徒にとって、非常に不幸なことです。


今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
            カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋

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竹内成彦
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