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何故、Web小説は未成年に異世界転生する話が多いのか?

Web小説に、異世界転生ものが多い傾向にあります。
中でも、未成年に転生する話が多いように思います。中には10歳未満に転生するキャラも出てくるような所感にあります。

子供は、肌がピチピチしていて体力も有り余っています。まだまだ未来があり無限の可能性が拡がっています。自由に何でもできます。新しいことにチャレンジ出来ますし、また、バカなことやっても許されます。


一方で、大人になると、そういう訳にはいかなくなります。

歳を重ねる度に、不利になっていきます。
体力も無くなっていき、「肌の劣化…容姿の劣化…」と気になる人や健康が気になる人も出ていきます。
そして、採用する企業は若い人を優先します。

新しいことにチャレンジしたくても、次第に自分の限界を知るようになっていきます。
社会に染まって行く度に現実を見るようになっていきます。
また、仕事や家庭などもあり現実世界と向き合わなくてはならなくなります。
仲間とふざけることも出来なくなっていきます。
天真爛漫で夢ばかり追うことは許されない風潮になっていきます。

周囲と同調し組織に合わせ、やりたくない仕事もしなくてはなりません。

日本では、こういう風潮が強い感じがあります。

中には、そういう現実に閉塞感を覚える人も出てきます。

そのため、異世界で、未成年に転生することで人生をやり直すことに憧れを抱く人が多いのでは無いか?と、思います。

そんな私も、歳を重ね色々限界を感じていく度に異世界転生を夢見たくなる人の気持ちが分かるようになってきました。
昔は、異世界転生を現実逃避してると感じましたが、現実逃避したくなるのは致し方ないのだと理解出来るようになりました。

転生し、肌がピチピチして体力が有り余る子供になり、自由の効く異世界で好きな事をし冒険してみたいと言う気持ちは、閉塞感の現れなのかも知れません。

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