見出し画像

Web小説に挑戦してきて、厳しい現実を知った話。

私は、8年間、本格的にWeb小説を書き続けてきました。
それまでは、シナリオのような感覚で書いてきました。
それから、数年して本格的な小説にチャレンジしてみようと思いました。

ですが、中々評価されることはありませんでした。

何故なら、Web小説は、流行、好みに乗れないと厳しい現実があります。ニーズに乗るのが苦手なら、それなりのレベルの作品を書いていくしかありません。

私は、妥協し合わせるのがどうしても苦手でありました。自分のお気持ちが、ニーズと全然マッチしてなかったのです。

私は、人物描写が下手でありました。そのため、人の気持ちに疎い機械的な作品になってしまいました。

そして、他者が書いた作品を参考にして書くことにしました。そこで、繊細な人物描写やその他、複雑な表現を学びました。

そして、それを小説に投影しました。
ですが、肝心なニーズに合わせる事がどうしても苦手でありました。

そして、挿絵であるイラストや表紙を書いてきましたが、イマイチ評価は変わりませんでした。

最近、ホラー小説大賞にチャレンジしてみました。
ですが、振り返ると、自分の作品は、勿論、なろう系とは程遠いですし、純文学のヒューマンにしても、ホラーにしても中途半端な感じになってしまっていたな…と、いった感じであります。

私は、自分に足りないものは何なのか?と、
他の作品を研究してみることにしました。

そこで、圧倒的な力の差を感じてしまいました。

自分に無いものが多く存在していました。

力量がないなら、流行に乗りコミカルに書いていくしかありません。

ですが、私は流行に乗るのが苦手です。
異世界転生の良さが分からないから、書きたいとは思わないのです。

しかも、男性向けは男主人公、女性向けは恋愛要素が入っていた方が人気が出やすいと、知りました。
男主人公も恋愛ものも、興味がわかないから書きたいとは思えません。

自分の作品は、なろう系ではない、純文学でもないという、中途半端な作品だと言う事を知りました。
大して文章表現は高くは無い、流行りに乗れなくコミカルに書いていくのも苦手…
また、自分が面白いかどうかではなく、他者から見て面白い作品にしなくてはならないという、事に気が付きました。

過去に大賞に受賞した作品と自分の作品を見比べたら、圧倒的な実力の差がある、受賞する確率は、平均にして500分の1。

自分は、話を作る才能があると思って書いていきましたが、そこには大きな壁が立ちはだかりました。

他の素晴らしい作品達と自作を比べてみて、悔しい気持ちと恥ずかしい気持ちで、一杯になりました。

昨日と今日とで、一生懸命、世界観について考えてきましたが、何か違うような気がしてやめることにしました。

今まで、長く活動してきましたが、
私は、世界の厳しさを知ったのでありました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?