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ASDは、厄介な障害だと思う話。

私は、今まで他人とコミニケーションをするのを極力避けていきました。
それにより、ASDである不便さをあまり感じずに済みました。

ですが、移行支援、定着支援を使うようになってから、ASDである困難さが表面化していきました。

ASDがあると、これらの困難が付きまといます。

・感覚が少数派(物事の感じ方、捉え方、感覚過敏等…)

・興味無い話が苦痛だけど、自分の興味ある話は一方的に話す。

・他人の話に無頓着(他人がどうこうしたかは、どうでもいいし、関心が持てない)

・落ち込むと、気持ちの立ち直りが苦手

・愛想笑いが苦手

特に辛いのが、以下のことです。

・見えない障害故に、逐一言語化していかなくてはならない、煩わしさ。

・差別や偏見がある為、ASDを開示するのが勇気が要る。

・想像力の弱さからなる、コミニケーションのズレ(自分が感じた事や言った事が客観的に見てどうなのか、分からない。上手く伝えられない、伝わらない。)

・ついつい、自分中心に物事を考えてしまい、他者の立場に立って考えるのが苦手。

・自分の気持ちの言語化がうまくできない。(どう感じたか、どう思ったか、気持ちの詳細を説明するのが苦手、後から『こうだったかも…』も多い。)

・受動型や2次障害により自己主張が苦手、結果、我慢してしまう…

私は、今まで人と距離を置く事によって上記の困り事を避けてきました。ですが、移行支援や定着支援では、コミニケーションが密にあるので、避けることが出来ません。

自分で上手くコミニケーションが取れないと、支援員さんが困惑し、自分でもどうたらいいのか分からなく困惑しています。

移行支援や定着支援では、状況や気持ちの詳細を話していかなくてはならなく、主張していく必要があるので、それが辛いです。

状況や場合によっては誤解されることもあるし、自分でも恥ずかしくもなり罪悪感や自己嫌悪にも陥ります。

ASDは薬はありませんし、私は、自分自身に対して『いい歳して…』と、頭を悩ませています。

話したところで、健常な人達からは、中々、大変さを理解されない障害だと思われないのも辛い所です。


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