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宮崎旅日記⑦夜神楽を見てからの高千穂観光

 高千穂の夜神楽は通年楽しめるように、高千穂神社境内の神楽殿で毎晩行われている。(本来の季節は毎年11月下旬から翌年2月まで。)
 高千穂地方に伝承されている神楽は、天照大神が天岩戸に隠れられた折に岩戸の前で天鈿女命が調子面白く舞ったのが始まりだそう。荒ぶる弟に怒った姉という関係性に、絵本で読んだ子どもの頃より深く感じ入った。そして、みんなで楽しそうにすることで天照大神を誘い出して解決、という平和なお話はいつでも好きだ。たぶん外国人観光客も好きだと思う。何人かおられた。
 夜神楽は、太鼓と笛を基本に1人か2人舞う人がいて、時々唄が入った。
 以前紅白で藤井風が「死ぬのがいいわ」で舞ったとき、神楽を彷彿とさせるという感想を見かけた。確かにそうかも。少し似た動きがあって、私の頭の中で紅白藤井風が蘇った。夫のほうはお笑いで似た振り付けがあってそれを思い出していたと言っていた。みな思い思いに楽しい気分に。

 夜神楽を見てすぐ風呂に入って就寝。翌日に高千穂の名所めぐりをした。名所めぐりにあたり、夜神楽鑑賞で少し予習できたので、この日程にしたのはなかなか良かった。

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