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夢を追う家族の絆に涙/映画『ファイティング・ファミリー』
こんばんは。ムララボです。
ひさびさに、泣ける映画に出会いました。
ちなみに、涙を流すことってストレス解消につながるんですって!
(そんなストレスフルな毎日じゃないけどね。)
「ファイティング・ファミリー」は、
笑って泣けるファミリーストーリー。
全員で同じ夢を追う珍しい家族の物語なんです。
監督はスティーブン・マーチャント。
家族を演じる主要キャストは、フローレンス・ピュー、ジャック・ロウデン、ニック・フロスト、レナ・ヘディ。
イギリスの小さな町に住むプロレス一家が主人公。
たまたま人数合わせか何かで参加した、
末娘のペイジがプロレスのめり込んだことをきっかけに、
家族全員がプロレスに情熱を注ぐようになります。
全員で夢を追いかけるのです。
彼女はWWEのスカウトに見いだされ、
アメリカでのトレーニングに挑戦!
しかし、これがきっついトレーニング。
見ているだけで吐きそう。(失礼!)
彼女は、挫折の一歩手前まで追い込まれる。
しかし、そんな妹に兄が放った一撃必殺技は・・・!
また、本人役が頼もしく、愉快な
「ザ・ロック」ことドウェイン・ジョンソンにも声をかけられ、
トップレスラーへとのぼりつめていきます。
妹の葛藤をぶちのめす兄の愛情
ペイジの大きな葛藤は、自分だけが大舞台に進み、兄よりも出世してしまうこと。でも、異国アメリカでの血の出るようなハードな訓練に、身も心も壊れそうになります。その中で、兄の愛情が見どころ。兄は自分の夢を諦めてでも、妹を応援する姿がいとおしく、苦しい!この愛情には涙が止まりませんでした。
容赦ない罵声で見守るコーチと孤独感の演出
印象的なシーンは、
ペイジがアメリカのトレーニングセンターで孤立感を感じる場面。
背景音が静かになり、彼女の心情がひしひしと伝わります。
音響効果が効果的に使われ、孤独感は増幅。
文字通り、言葉が出なくなってしまうのです。
ゴングは容赦なく鳴ります。
まさに、家族とともに夢を追って生きてた彼女が、
たった独りリングに上らなければいけない孤独感。
夢を追うことは辛く厳しく、そして尊い生き方
家族で夢を追う「ファイティング・ファミリー」は、
パワフルで感動的な作品。
プロレスは知りませんありませんし、
レスラーに興味はありませんが、
彼らの姿を目にしたとき、なぜか同じ輝きがあると感じます。
それは、厳しいトレーニングに耐えながら、
歓声と罵声を同時にあびながらボロボロの体で戦い続ける、
愚直でまっすぐな信念を感じるのです。
失礼でへんな表現かもしれませんが、
リングで戦う人間=懸命に生きてる人間=美しい生き物
そんな図式が浮かんできました。
みなさま、ぜひこの図式があっているか、
映画「ファイティングファミリー」を見てお確かめください。