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昭和の名作、「男はつらいよ」で感じる家族と仲間の絆!

こんばんは。ムララボです。
前回は家族の映画を紹介しましたが、またしても家族の映画です。もっと濃いめのやつです。

今日、8月27日は「男はつらいよ」の日です。1969年(昭和44年)のこの日、山田洋次監督、渥美清主演の映画『男はつらいよ』シリーズの第1作が公開されました。兄と妹の家族を描いたこの映画は、日本映画界の大名作として知られています。こんなに長く続いたシリーズ映画は、世界的にも稀ではないでしょうか。

どんな映画?

男はつらいよ」シリーズは、寅さんが各地を旅する中で、毎回恋に落ち、最後には失恋してまた旅立つというシンプルながらも味わい深いストーリー展開が魅力です。このパターンが繰り返されることで、観る者に安心感を与え、寅さんと一緒に旅をしているような気持ちにさせてくれます。

定番のストーリー展開と魅力

シリーズの始まりは、寅さんが突然故郷の柴又に帰ってくるところからスタートします。家族の渥美さん演じる寅さんの妹・さくらや、彼を取り巻く温かい仲間たちが優しく迎え入れる場面が、何とも言えない心地良さを感じさせてくれます。ここから物語が動き出すのです。

寅さんが各地で出会うマドンナ(毎回異なる女優が出演)に恋をし、その恋が失敗に終わるのはシリーズの定番。毎回、寅さんの恋愛は不器用で、時にはおっちょこちょいな失敗もするのですが、その純粋さに心打たれること間違いなし!例えば、寅さんが必死に想いを伝えるシーンや、最後に「わかっちゃいるけど、やめられねぇ!」と自分の未練を呟きながら去っていくシーンは、何度観ても切なくて感動的です。


映画定番の演出とセリフ

「男はつらいよ」シリーズには、観客が待ち望む定番の演出やセリフがあります。その一つが、冒頭の夢のシーンです。寅さんが様々な時代や場所で活躍する夢を見て、現実とは違う自分を楽しむ姿は、観客を笑わせつつ、寅さんのユーモアや人柄を表しています。

また、寅さんが旅に出る際に必ず言うセリフ、「それを言っちゃおしめぇよ!」も忘れられない名言です。この言葉には、寅さんが抱える不器用さや、真面目なのにどこか抜けている愛嬌が詰まっています。このセリフを聞くたびに、寅さんの人間臭さを感じずにはいられません。


映画のメッセージと現代への響き

「男はつらいよ」は、ただのコメディ映画ではなく、人生の様々な教訓を与えてくれる作品です。寅さんが何度も恋に破れ、失敗しながらも前向きに生きていく姿は、どんなに辛いことがあっても、希望を持って進むことの大切さを教えてくれます。今の時代、失敗を恐れることが多いですが、寅さんのように不器用でも一生懸命生きる姿は、現代の私たちに勇気を与えてくれます。


「男はつらいよ」シリーズを楽しむポイント

この映画を観る際は、ストーリーの細かい展開に注目するのではなく、寅さんや彼を取り巻く人々の温かい人間関係に心を委ねてみてください。寅さんの失敗を見て笑い、彼の純粋さに共感し、最後には心が温まること間違いありません。結末を楽しみにしながら、家族や仲間との絆がどのように描かれているか、ぜひ注目してみてください。

「男はつらいよ」は、時代を超えて愛される作品です。何度観ても、新たな発見があり、そして何度でも笑って泣ける。寅さんと一緒に旅に出て、昭和の日本の温かさを感じてみてください。

記念すべき第1作はこちらか見られます。

こちらは、寅さんの「歴史」だな。。。。

必ず泣いて笑える山田洋次ワールドでもありますね。



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