ダークヒーロー誕生の瞬間/映画「DOGMAN ドッグマン」
ムララボです。こんばんは。
リュック・ベッソン監督の最新作のご案内です。
この映画を配信でアマゾン・プライムの配信で視聴した当初、なんとおろかなことに、リュック・ベッソン監督作品とはわかっていませんでした。
思い映画のエンドマークをみて、なるほどと思いました。
リュック・ベッソン監督の匂いに気がついていたのです。
私は、こどもの頃実家で犬を飼っていました。遠い昔のことです。
犬は、人に懐きます。きちんとしつければ、忠実な友となります。
一緒に時間を過ごすうちに、情がが湧いてきます。飼い犬は飼い主を絶対裏切りません。どこまでもついてきます。情が厚くなります。
病に苦しんでいた姿を見守りながら、罪悪感とどうしようもない悲しみに、嗚咽をかくさず泣きながらただ見ていた記憶があります。
なぜあんなに悲しかったのか、今でも思い出すことがあります。
監督|脚本 リュック・ベッソン
「DOGMAN ドッグマン」の監督・脚本を担当したのは、多数の名作を生み出してきたリュック・ベッソン。リュック・ベッソンは、フランス国内外で高い評価を受けてきた映画監督で、代表作には『グラン・ブルー』、『ニキータ』、『レオン』などがあります。1997年には『フィフス・エレメント』でセザール賞とリュミエール賞の監督賞を受賞し、世界的な名声を得ました。
ドッグマンの正体
ドッグマンの正体は、多くの謎に包まれています。彼は女装した男であり、その姿からは想像もつかないほどの力を持っています。この異常な力の背景には過去の壮絶な出来事があるようです。主役を務めるケイレブ・ランドリー・ジョーンズが演じるドッグマンは、外見とは裏腹に深い苦悩と悲しみを抱えていることが次第に明らかになります。
犬たちとの絆
ドッグマンが特に深い関係を築いているのは、彼の周囲にいる犬たちです。彼は犬たちとの絆を何よりも大切にしており、その絆が彼の行動の動機となっています。 犬たちはドッグマンにとって家族のような存在であり、彼の孤独を癒す重要な存在です。リュック・ベッソン監督の描写には、犬と人との深い理解と信頼が感じられ、この部分が物語に温かさを与えています。 愛と暴力が交錯するこの物語の中で、犬たちとの関係はドッグマンのヒーロー性を一層際立たせます。
ダークヒーローへの転生
ドッグマンが持つダークヒーローとしての性質は、生まれつきのものではなく、彼の過去と経験によって形作られたものです。彼は愛や信頼を失うことで、自らの手で正義を貫くダークヒーローへと転生します。
この転生のプロセスが、映画『DOGMAN ドッグマン』の核心を成しています。リュック・ベッソン監督は、ドッグマンの内面の葛藤や成長をリアルに描くことで、視聴者に深い共感を喚起させます。この映画は単なるアクション映画ではなく、人間の本質を探る深い作品となっています。
映画の見どころ
この映画には心に残るシーンが数多くあります。その一つが主人公と犬たちとの深い絆を描くシーンです。「DOGMAN ドッグマン」というタイトルが示す通り、この映画は犬との関係が重要なテーマ。感動的なのは、暴力と愛の狭間で揺れ動く主人公が、犬たちに癒され、支えられていく場面です。主人公が過去のトラウマを乗り越えて新たな自分に生まれ変わる瞬間も、見る者にとって忘れられないシーンとなるでしょう。
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