
ポリスメンなお仕事。な、話し。
閲覧ありがとうございます。今日は、わたしが時々、大家さんの代わりに、管理人みたいな仕事をしている賃貸アパートでのコレアレを書いておこうと思います。
5月連休中の、ある日の昼前くらいでした。大家さんから、わたしに電話が入り、悪いけど、ちょっとアパート前の駐車場に行って欲しいと頼まれました。
事情を聞くと、ある住人さんが、車で帰宅したところ、自分のスペースに他人が駐車していた。どうにかして欲しいと、不動産屋さんに連絡したけれど、
連休で留守番電話だった。だから、大家さんに直電したという次第でした。
「勝手に止めている車は契約車ではないんですか?
場所を間違ってるとかは?」
と、聞くと
「調べてみたけど、聞いたナンバーは、契約はしてないのよ。住人さんが困っているから、ちょっと行ってくれない?」
「(困った。行きたくない)、大家さんが、お金を出して、しばらく、コインパーキングにでも、入れていただくという手段でもいいですか?」
「………。それは、、まだ待って!悪いけどちょっと行ってくれない?また、連絡お願いね。」
ぶちっと切られたので、待ちぼうけしてる住人さんが気の毒だし、チャリで行ってみました。
アパートに着いてみると、なんと、パトカーが来てました。びっくりして、聞いてみると、車を勝手に停められている住人さんの車に同乗してきた彼女さんが、警察を呼んだということでした。

「だって!早く休みたいのに!悠長に待ってられませんよ!」
と、デビィ夫人のような目力で女性が私に言ったので、「あっ、そうですよね💦(怖い)」と、
返事をしていたその時、
「カーNo.○○-△✕の運転手さーん!」
黒い拡声器で、アパートの方に向かって警察官が呼びかけました。
「○○-△✕の運転手さーん!車に戻ってくださーい!」
ちょっと、待っても、出て来ないので、
「○○-△✕の運転手さーん!出てきなさーい!」
迷惑駐車の人は、出てこないけど、ご近所の皆さんがワラワラと出てきました。
「出て来ないねぇ。ここらにいないのかな。」
ご近所の皆さんがミーアキャットみたいに並んで見守る中、警察官が、もう一回、拡声器を持ち上げたとき、向かい側のアパートから、若い男性が、降りてきました。
「あ、、俺のです。。」
東京リベンジャーズみたいなパツ金ロン毛のお兄さんが、寝ぼけた感じで寄ってきました。
「おたくの?ダメじゃないの!他人の場所に勝手に停めたら!早く移動して!」
「あっ、ちょっと脇に停めて!」
「はい。。」
このまま遠くには行かさんぞ。みたいな意気込みが警官からは、伺えました。
迷惑をかけたアパートの住人さんに、謝ってから車を移動させたリベンジャーズを警官二人が取り囲みました。私も、すぐ帰るには、いかず、大家に報告もあり、見守っていました。

「県外から来たの?なぜ、ここに停めたの。」
「到着が朝早くて、、パーキングが満車だったんで、疲れたのもあって、、ちょっと停めました。友達の部屋でちょっと休憩のつもりが落ちて(眠って)しまって、、」
「本当に?お金持ってなかったんじゃないの?」
(結構失礼だな)
「え?あ、いや、あります。」と、素直に財布を出すリベンジャーズ。
「見ていい?」と、言いながら、もう手に取る警察官。三秒のわざ。
「三千円と、小銭がちょっと。現金これだけ?」
「あ、はい。」
「えぇ?!」(警察官)
「え?」(リベンジャーズ)
(えっ?中身の額に問題があるのだろうか。)(私)
もう一人の警官は、車の中をじろじろ見ながら、三回転くらいしてました。ずっと回ってバターになるんじゃないかと思いました。
獲物になるようなものが、見つからなかったのか、
チェッという顔をした警官が、リベンジャーズに言いました。
「あのね、警官を呼んだら、ただでは、すまないんだよ。今回は、注意で終わるけど(ほんとは、他におみやげが欲しかったけど)、おたくのやったことは
住居侵入罪にあたるからね!訴えられても仕方ないんだよ!」

「はい、すみません。。」
神妙な顔をしたリベンジャーズには、もう魅力を感じないのか、警官は、もう、見向きもせず、
「では、大家さん!我々は帰ります!」
「あ。(大家じゃないけど)、お忙しいところをありがとうございました。非常に助かりました。」
と、ペコペコとお辞儀をして、お見送りしました。
あの時のリベンジャーズには、あきれてしまいましたが、駐車場の借り主さんが、激昂して、場が荒れなくて良かったなと思いました。ずっと戻って来なかったら、被害届とかも、借り主さんはするだろうなと思いました。
時々、街を歩いていても、畳んだビニール傘を斜めにぶらぶら持ったり(後方に子供がいたら危険)、
空港で通路を歩いているとき、急ぐのは解りますが、ゆっくり歩いているお年寄りの脇を凄いスピードで追い抜かしたり(びっくりしたお年寄りが転倒)するかも。
「いま、自分が、こういうことをしたら、そのあとは、どうなるだろうか。」という想像力を発揮しないで、本能だけで、行動するのは、とても、危険だなと思いました。
玄関を一歩出たら、常に、見知らぬ他人の集団と行動を共にするのだという、緊張感は、持たなきゃなと思います。
