【野外フェス🎸🏕️】‘綺麗な‘スイスの謎について考察する。
バタバタしてて更新が遅れましたが!
先々週、Open Air Gampelというスイス屈指のビッグな野外フェスに参戦してきました🪅
総来場者数は12万人以上!約50のアーティストが4日間ステージを彩ります🎸✨
なんと言っても面白かったのは、4日間会場でテント泊したこと!!
スイスに限らずヨーロッパでは、ライブ会場で自分でテント設営して寝泊まりするのが普通(?)とのこと。キャンプ場代とかも特になく、決められたエリアで空いてるとこ見つけて自由にテント広げるって感じ。
そもそもの参加きっかけは、友達がこのフェスのバイト/ボランティアみたいなんを見つけて、誘ってくれたこと!
時給換算すると¥3700くらい😳
あとこれは行ってからわかってんけど、バックステージやらVIPエリアやら入れるし、屋台の売れ残りが裏に回ってくるし、食費も浮いて最高やった😎
そして肝心のフェス自体は、スイスのアーティスト正直誰も知らんかったから、2ヶ月前から友達にプレイリスト共有してもらい、聴きまくって予習した🎧
その甲斐あり、「ギャーーーー神曲キタ❗️❗️」みたいな会場の盛り上がりに「あ、聞いたことある!」のレベルやけどなんとか着いていけた😂
おもろかったこと①皆キャンプのプロ
留学生の私はもちろんテントも椅子も持ってるわけもなく、友達に二人用のテント持ってきてもらい、マットレスから椅子から何から何まで貸してもらった🙏
キャンプというと、「車に全部乗せてキャンピングサイトまでゴー🚗」みたいなイメージがあった(私はやったことないのだが)。それに対してスイスでは、普段からテントとかキャンプ用の椅子持った人が電車に溢れてる🚃🏞
テント立てるのも皆んなプロで、私は指示されるがままに動いてた😂
あと3日目の夜雨降ってんけど、私以外の皆んなは当たり前のように田んぼ入れるレベルの長靴持ってきてた😇
「雨降るかもやから雨具持ってきとこなー☔️」とはグループチャットで言うてたけど、私の雨具リストは傘・レインコートで完結するんよ。
長靴まで含まれてんの、スイススタンダード。
おもろかったこと②トイレが綺麗すぎる
これは「さすがスイス」やねんけど、野外の仮設トイレ史上一番綺麗やった。しかも、4日間綺麗であり続けた。
4日間通して1度もトイレットペーパー切れたことなかったし、マジでピカピカのレベル✨
あと手洗うとこに固形石鹸あんねんけど、ほんまに皆(ビール片手のおっちゃんまで)手首まで綺麗に石鹸で洗ってる🧼なにそれ、可愛い。
おもろかったこと③4時間のシフトで3回休憩
日本やとソンナン店長にブチギレられるやん。
バイトリーダー「あ!もう1時間経ったな!1回戻ろか😊」
喋りながらダラダラ小屋に戻り、大量のお菓子とフルーツとジュースを食べる。
これを1時間毎に繰り返してた😂
これがスイスのワークライフバランスか。
おもろかったこと④協賛品配りすぎ
かなり大きいフェスやから、協賛企業も多い。
10歩歩けば協賛品貰える🎁
ポテチ配ってるお姉さんは、まじで100m毎におって、片手にまだポテチ持ってんのにまた渡してくれる。はよ終わらしたいんか、3袋同時に配ってるお姉さんもおった😂
イベントブースみたいなとこでも、景品で保冷バッグ・キャップ・Tシャツ・日焼け止め・コンドーム…と色々あった!
悲しかったこと①ライブ終了後のゴミ草原
4日目の全てのライブ終了後の片付けのシフト入ってて、観客が去った後の会場があまりに荒廃としてて、すごく悲しくなった。
3日目の大雨暴風の影響もあり、パビリオンがズタズタになったのをそんまま放置して帰る人がめっちゃおった。
キラキラした野外フェスの現実を見た気がした。
置き去られたテント・椅子・ゴミ。。。途方に暮れながら金属と布と可燃とプラと。。手作業で分類していく。
おそらく50人✖️4時間✖️3シフトくらい組まれてて、果てしなく広がるフェスの抜け殻を片っ端から片付けてった🤯
『トイレが綺麗すぎる謎』にも関係してるんやけど、スイスの綺麗さはお金かけて「確実に綺麗であり続ける」システムを構築してるってこと。スイス人が皆んな綺麗好きかって言うたら案外そうでもないと思ってて、例えば、ゴミ箱の横にペットボトル落ちてたから拾って入れようとしたら「それは掃除の人の仕事やから置いといたらいい」って言われて「ほー」となった。
気になって調べて、OECD環境セクションの最新の統計(2020年)をざーっと眺めて特に目に止まったんがこの『リサイクル率と回収率』のグラフ👇
回収率には、堆肥化とエネルギー回収を伴う焼却も含まれるらしい。
ぱっと見、スイス(CHE)🥇でスゲーで終わっちゃうんやけど、100%の意味するところがよくわからんくて色々更に調べてみた。
するとめちゃめちゃ面白い傾向が見えてきた👀
スイスの連邦外務省(FDFA)・OECDの環境統計とか、公的機関のレポートでは、スイスのリサイクル率・特に回収率の高さを賞賛がち。
それに対して、Swiss Info.chとか外部メディアは、スイスの過剰消費・国民一人当たりの都市ゴミの量の多さが世界的に見てもトップレベルなことに焦点を当てて批判的な記事を出してる。
これは、OECD環境統計(2013)の『国民一人当たりの都市廃棄物発生量』グラフ👇やからデータソースは古いんやけど、最新の2022年のデータでも677kg/capita(引用:https://doi.org/10.2908/ENV_WASMUN)やったから、高いことに変わりはない。ちなみに日本は左から6個目。
その対比が面白い。
1つ1つの記事の内容について説明してるとキリが無いんやけど、要するにリサイクル・回収率すごい言うてますけどそもそもゴミ出しすぎちゃいます?ってこと。
確かに、街中でもオレンジのベスト着た人たちが朝7時前からゴミ拾ったり清掃車みたいなんで道路行ったり来たりしてたり、大学にもやたらと清掃員さんがいる。
クリーンであり続けるためのシステム構築はすごいんかもしれんけど、国として裕福だからこその消費社会を垣間見た気もする。
日本的、捨てるの「もったいない」は江戸時代の質素倹約‼️無駄遣いやめて節約しよう、の名残なのかなーとまで思いを馳せたり。
悲しかったこと②全然スイスドイツ語わからん
まず、曲の歌詞わからんのはええとして(ラップみたいなん多かった、日本語でもそれは無理や)曲と曲の間のトークがわからんすぎて、自分だけ盛り上がられへん😑
毎回友だちに英語に直してもらうんは流石に申し訳ないから(めっちゃ説明してくれたけど🙏)周りに合わせなんとなく笑ったり拍手したりしてた😑
ほんで、ステージ上のアーティストのスモールトークわからんでも困ることはない(悲しいだけ)んやけど、会場スタッフとしてTシャツベスト着て働いてる以上、話しかけられることがようある。そこで必死に理解しようとするも、爆音にかき消され、リスニングコンディション最悪+分かったとしても大体質問されてるからうまく答えられない😑
スタッフの募集要項に「English🉑」ってあったから応募してんけど、実際はスイスドイツ語話者じゃないん自分だけやった😇
基本的にはドイツ語で聞かれて英語で答えても(ごめんなさい)問題なかったけど、たまーーーーに「こいつ言葉わからんのか」みたいな感じで呆れた顔して近くの他のスタッフのとこ行く人もおられて(完全に私が悪いけど)その度にメンタルやられた😇
超絶悔しいーーーーーーー😭
でも、逆にスイスのアーティストばっかりのフェスにおる日本人がレアキャラすぎて興味持ってくれる人も!
ライブ公式サイトに『連絡先聞き逃したナンパ相手を探しましょう掲示板』みたいなんがあって、友達が「このTrashHeroのスイスドイツ語わからんかった子って書き込み絶対そうやん!」って教えてくれたり😂
☝️スイスドイツ語の困るところ:サイト内翻訳「ドイツ語」で翻訳されない単語がありすぎて読みようがない。Google翻訳様でさえスイスドイツ語カバーしてない単語ありすぎて、テキストがいつまで経っても不可解です🙍♀️
スイスって国、知れば知るほど面白い🇨🇭
とりあえず、そろそろ言葉どうにかせなあかんどー。