ミニチュア おばあちゃんとおじいちゃん
ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。気軽にお問い合わせください。
夕べは窓を閉めて寝ました。タオルケットをやめて毛布を取り出し、秋だなぁと思いながら寝ました。
息子が幼稚園の時に同級生だった子のお母さんが、とても久しぶりに連絡してくれました。
去年の冬のこと。
昔、おばあさんの営まれるお店のミニチュアを作ったことがありました。
大切に保管され、おりおりにおばあさんはそれを見てくださっていたそうです。
孫にあたる同級生のお母さんがたしか喜寿の御祝いで私に作らせてくれたおのです。どうも、ママ友という言葉が嫌いなので、同級生のお母さんとあえて書きます。
そのおばあさんが12月、驚いたことに私の母と一日違いで100歳の命を閉じられました。
遺体の枕元にお店のミニチュアが置かれていたそうです。
それを見た孫である友人はおばあちゃんとおじいちゃんの人形をこのお店の中に置きたいと思ったのだそうです。
そして、私に連絡をくれました。
以前はお人形も作っていましたが、今はお断りしているのですが、ほかならぬ彼女のオーダーで、しかも以前に作らせていただいた作品がらみというので、引きうけました。よほどのことがなければお断りしていますので、ご了承くださいね。
写真を送ってもらっての制作。
おばあちゃんは特徴がわかる鮮明な画像があったので、割りに楽でしたが、おじいちゃんは映りの悪い写真が一枚だけだったので苦戦しました。
杖をついて斜め上を見ている様子。
おじいちゃんは実は挨拶のため腰を折ってらっしゃる写真しかなくて、90%くらい想像です。
おばあちゃんの後ろでおばあちゃんを支えている感じを出せたらいいなと思って作りました。
おじいちゃんがおばあちゃんの右後ろに立って見つめている情景。
お人形は接着していません。
好きな場所に移動させていただけるようにしています。
時にはお店を抜け出して飾って頂いてもいいなと思っています。
半年以上もお待たせしてやっとできました。
お人形は難しいです。
でも、友人はとても喜んでくれました。
それだけで私も幸せになれました。
作ることで相手の方を笑顔にしたい、幸せになってもらいたい。
それが私の仕事の流儀です。
ミニチュアちさと工房
松江市山代町425-7
駐車スペースは2台分
☎ 070-5678-5427
ryosyun4106@gmail.com
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