【映画#66】「ベスト・フレンズ・ウェディング」『あの空の下で』より
こんにちは、三太です。
年度初めの国語の授業はどの学年も詩から始まることが多いです。
私は今、中1を担当しているのですが、先日工藤直子さんの「のはらうた」の授業をしました。
毎年ここで話題となるのが「かまきりりゅうじ」の詩です。
「おうなつだぜ」から始まる勢いのある詩を毎年生徒たちは楽しく音読します。
この盛り上がりを感じると国語の授業が始まっていくなという気がします。
では、今日は『あの空の下で』に出てきた映画、「ベスト・フレンズ・ウェディング」を見ていきます。
『あの空の下で』に出てくる13作の映画のうちの10作目です。
基本情報
監督:P・J・ホーガン
出演者:ジュリアン(ジュリア・ロバーツ)
マイケル(ダーモット・マローニー)
キム(キャメロン・ディアス)
ジョージ(ルパート・エヴェレット)
上映時間:1時間44分
公開:1997年
あらすじ
大学時代の元彼で9年間親友だったマイケルから結婚するという知らせを受けたジュリアン。
マイケルに対して未練のあったジュリアンは、なんとかマイケルの結婚を阻止しようと奮闘します。
けれども、結婚式まではもうあと数日。
マイケルの婚約者であるキムにも出会って、色々と画策します。
ジュリアンの奮闘は果たしてどのような結果をもたらすのでしょうか。
設定
・三角関係
・結婚式
・スポーツ新聞の記者
感想
マイケル、ジュリアン、キムの三人の曖昧な三角関係が不思議でした。
結婚式を阻止したいはずのジュリアンは基本的に阻止するために動くのですが、時にはキムをサポートする役目にも回っていて、なんでそんな行動をとるんだろうという感じでした。
なんともならない中で嫉妬心を抱かせようとジュリアンが立てた作戦がジョージという友達と婚約したという嘘でした。
ジョージはゲイなのですが、ジュリアンの彼氏役がまんざらでもない感じで面白かったです。
本来ならドロドロの話になっても良いところなのですが、不思議と嫌な感じがしない話でした。
また、要所ではさまれる音楽が重要な映画でもあると感じました。
特に結婚を控えて、親族一同でご飯を食べているときの楽しい音楽の感じが良かったです。
親友の結婚を聞く春炬燵
その他
・マイケルとキミーの食事会でジョージが歌うシーンで流れた曲は、Dionne Warwick(ディオンヌ・ワーウィック)の『I Say A Little Prayer』
『あの空の下で』内の「ベスト・フレンズ・ウェディング」登場シーン
短篇のタイトルの一つとして出てきます。
吉田修一が書いた「ベスト・フレンズ・ウェディング」は千佳という語り手が、友達である美代と武の結婚式のためにサンフランシスコを訪れる話です。
二人をくっつけたのが千佳でした。
千佳はあまり一人で行動することが得意ではなく、このサンフランシスコ行きもかなり気合いを入れて行ったものでした。
他の友達、亜希子とまどかはとても行動的で色々とこの旅の段取りを立ててくれます。
それに甘えていた千佳が、最後に初めて一人で踏み出すことを決意します。
映画との共通点としては「武と千佳が結婚していたかもしれないという設定」が挙げられると思います。
吉田修一作品とのつながり
・三角関係を描くこと。
以上で、「ベスト・フレンズ・ウェディング」については終わります。
それでは、読んでいただき、ありがとうございました。
画像の出典:映画ドットコム「ベスト・フレンズ・ウェディング」
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