室井慎次 敗れざる者
映画館で鑑賞。
警察を辞めた室井慎次が過ごす今の話。
青島刑事との約束を守れなかったと消沈する室井慎次が、秋田の田舎街で犯罪関係でひとりになってしまったこどもを引き取って育てている。
ほぼ自給自足の、のどかな街で、突然起こる殺人事件。それも過去の事件に関わりのある犯人のひとりだった。
田舎特有のムラ文化、余所者を排除しようとする文化と、自分も都会から逃げてきたのにその文化に翻弄されて、辟易してるという道の駅みたいな店の、おかみさん。
まなみ様の娘らしき少女が室井家に加わるが、少女の言動が怪しい。
引き取った高校生の少年の秘めた強さ。こどもの素直さにも救われる思いだ。
室井さんは、警察組織を変えるという約束を叶えられなくて、そんな自分に落胆している。青島くんに落胆してほしくないと感じているのかもしれない。
自分はもう何も出来ないと思い、警察を定年よりも早く辞めてしまう。
時々出てくる懐かしいキャラクターたちと、差し込まれる思い出の映像。
踊るファンムービーといえばそうなのだろう。
物語は動き出したところで後半に続く。
エンドロールでは思わず号泣してしまった。