思いを受け止める初歩は、手を止めることなのかもしれない。
私は、小学校で指導教諭をしています。
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信しています。
手を止めて話を聞いてくれる先輩。
学校には、教務という仕事があります。
担任や管理職の間を取り持つ存在で、
学校がスムーズに進むように調整をしてくれる役です。
すごく忙しい役で
クラスの子どものことや
学校全体のこと、
行事に関わることで質問がある場合、
よく教務の先生に聞きに行くことがあります。
当然、教務の先生も仕事があるので、
手を止めて聞かないといけません。
忙しいですから、聞いてくれるだけでありがたいのですが、
私の尊敬する教務の先生は、
②どんなに仕事が途中でも、手を止めて聞いてくれる。
という対応をしてくださいます。
たった、それだけですが、
私の言葉を
受け止めてくださっている感じがして
とても嬉しく思います。
大人の場合、
困ったことがあるから
相談に行っているのです。
だから、それを受け止めてくれるってとっても嬉しいです。
子どもの話を手を止めて聞く。
子育てでも同じです。
子どもの思いを受け止めるために
手を止めて、話を聞くことが大切だと思っています。
こういうことができると
子どもも、受け止めてもらえたと安心するはずです。
この「見る」もチラッと見るのではなく、
子どもの話に耳を傾けながら、「見る」というのを意識したいものです。
子どもの場合、
困ったことだけでなく
嬉しいことや楽しかったことなども
報告してきます。
たくさんありすぎて、大変だと思いますが、
受け止めてもらえたと思うと、
子どもは安定して過ごすようになります。
もちろん、家事をしていたり、他の人に対応してたり
どうてもすぐ対応することができない場合は、
「これが終わったら聞くから、ちょっと待ってね。」と
後から聞く約束をする必要がありますよね。
「見る」「聞く」の
もう一つ上のレベルは、
というものです。
髪を切ったことに対して、自分から「見て見て!」というよりは、
言われなくても気付いてくれる方が
嬉しくないですか?
これは、
こちらに「ゆとり」がないと
なかなか難しいものですが、
何かに気付いたときには
それを口に出して、声をかけるのは
大切なことではないでしょうか。
最後に…
いろいろと書きましたが、
私も、毎回はできていない気がします。
意外と難しいんですよね(笑)
やることが乗りに乗っているときに止められるとつらいですよね。
でも、意識はしていますし、
そういう人になりたいと
目指しています。
子どもの思いを受け止める。
それができるように
みなさん、一緒に、頑張りましょう。
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