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トコトンやっちゃうよ。今日もしっかりと◯◯◯していこう!
私は、小学校で指導教諭をしています。
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信しています。
ほめ方のバリエーション。語彙の幅が、ほめ言葉の差!?
仕事柄、人を褒めることが多いです。
小学校の先生って本当に褒めるのが上手だなと感じることが多くあります。
子どもに対してもそうですが、
先生方や
保護者に対しても。
どうせ褒めるなら、
上手に褒めたいと強く思います。
だからこそ、ほめ方については、いろいろと努力をしてきました。
上の記事は、そんな奮闘具合とおすすめのほめ方が書いてあります。
褒められない場面を褒める。
ただ、一方で
これは、褒められないでしょう。
という場面にも出くわします。
例えば、
高学年の子が
「家庭」を「家底」と書いたり、
「大腸」を「たいよう」って読んじゃったりしたときには、
なんと声を掛けますか?
どう褒めますか?励ましますか?
なんでもかんでも褒めるわけにはいかないかもしれませんが、
褒められる視点を見付けて
声をかけることで
人を励ますことにもつながることもあります。
先日、「神様の裏の顔」という小説を読みました。
あらすじは
神様のような清廉な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみで包まれ、誰もが涙した――と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり……。
と書かれていました。
これは、本当に面白い小説でした。続きがどんどん気になって読みました。
その中に、人を褒める(励ます)場面が出てきました。
未だにアタシは「家庭」を「家底」って書いちゃったり、
「大腸」を「たいよう」って読んじゃったりはするんだけど、
坪井先生はそういう間違いをしても、
「鮎川さんは賢い間違え方をするね。他の知識があるからそういう間違いが出てくるんだよ。間違いから学んでいけばいいんだ」
なんてほめてくれた。間違えてもほめてくれる先生なんて、坪井先生が初めてだ。
というセリフが。褒め方うまいなーと思いました。
賢い間違い。
なるほど。
間違いの中には、
賢い人だからこそする(考えに考え抜いたからこそする)
間違いが存在するんだと感じさせられました。
そういう視点をもっていると
人の思考の過程を捉えて声をかけることができます。
最後に…
いろいろな本を読んでいくと
いろいろな視点をもらえます。
読んだのは小説ですが、
自分にはない世界に浸ることで
新たな気づきが多くあります。
今回は、ほめ言葉について
学ぶことができました。
さぁ
学びを生かして
今日もしっかりと褒めて(励まして)いこうと思います!