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勿体ない精神。これをおざなりにするなんて、勿体ない!
私は、小学校で指導教諭をしています。
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信しています。
勿体ない精神。
日本には、昔から「勿体ない」という精神が根付いています。
「勿体」とは、
そのものがもつ価値
という意味だそうです。
その価値が失われてしまうのを嘆いたり惜しんだりすることを
「勿体ない」というそうです。
まだ価値があるのに、
捨てるから勿体ない。
まだ価値があるのに、
使っていないから勿体ない。
こういう価値そのもののに目を向けて、
物を大切にするって気持ちは子どもにも
もってもらいたいと思います。
最近では、物を簡単に買うことができるので、
物を粗末にしてしまっている姿を見ることもあります。
だからこそです。
日本は物を大切にする国。
そうは言っても、日本は他国に比べ、物を大切にする習慣が根付いている国です。
という本を読みました。
その中に、フランスと日本の物の扱いへの違いが書いてありました。
フランスでは、体育館とプールが学校にあることが少なく、市民体育館や市民プールを学校ごとに予約して使うらしい。
問題は、設備が整っている学校だとしても、すぐに壊れる可能性があるそうだ。なぜなら、フランスでは、子どもたちが設備を大事にしないからのようだ。
学校教育の問題でもあるし、家庭の問題でもあると著者は述べている。
個人主義者のフランス人は、公共施設や設備を自分のものとして他人にする意識が低いようだ。
一方、日本では、物を大事にしていく文化が根付いているように感じられる。
プールの設備が壊れるって⁉という問題は置いておいて、
すぐに子どもたちが設備を大切にしないから、壊れる可能性があるというのには、驚きました。
物を大切にしないといっても、人の物や公共の物は、大切に扱うだろう。
個人主義者だといっても、人の物や公共の物は、大切に扱うだろう。
と思うからです。
こう見比べると、日本は、
人の物
公共の物を
大切に扱おうということを
家庭でも、学校でも、社会でも
伝えらえれている気がします。
私は、こういうものを大切にする日本が好きだなと思います。
私も学校で、下の記事のような話をします。
とっても、大切にしたいことです。
物を大切にする心を育てるチャンスは買い物中にもあり!
買い物をする際、子どもが
「〇〇が欲しい。」
「△△を使いたい。」
「買って。買って。」と
せがんでくることはありませんか?
安いものの場合、それなら…と買ってしまうことがあるかもしれません。
その時、少し落ち着いて考えてみてください。
「まだ、使える。」
「同じものが家にある。(代用できる。)」
そんな場合は、ぜひ、物を大切にする心を育てるチャンスと捉えて、
声をかけて見てはどうでしょうか。
最後に…
何よりも、
まず、お子さんが
物を大切に扱っている瞬間を見付けて、
「あなたは、物を大切に扱っているね。」と
声をかけ続けたいものです。
「あっ、自分は物を大切に扱っているのだ。」と
気付くことは
とっても大切なことです。
そして、親自身も物を大切に扱っていきましょう。