親が学習内容を把握すると、こんなにもメリットが!
私は、小学校で指導教諭をしています。
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信しています。
「学年便り」の有効活用方法
みなさんのお子さんが通われている小学校では、
『学年便り』というものがありますか?
そして、その『学年便り』に、
学習の予定が書かれていますか?
書かれてはいるけど、
意外と見落とされがちなところではないでしょうか?
子育ての観点から、
私は実はここがとても大切だと思っています。
そして、その学習内容がわかれば、
子どもに学習内容について尋ねることができますよね。
メリット①
学習定着率を上げるには、
アウトプットが大切だと言われています。
誰かに話をすることで、
その知識が定着されるのです。
おうちの人が、学習内容を知っていることで、
「今は、◯◯について、勉強してるらしいけど、例えばどんなことを勉強しているの?」
と聞くだけで、子どもの頭の中で復習が始まります。
あんまり細かく聞くのではなくて、大雑把に効くイメージです。
もしここで子どもが教科書はノートを引っ張り出して見せ始めたらシメタものです。
本格的な復習•アウトプットが始まるからです。
メリット②
その理由を書いている記事は、これです。
習う前にも、
親が学習内容に気づいて、
あえてそのことを話題にしておけば、子どもにとって、
その学習内容はなじみのあるものに変わり、
学習への取り組み方が変わるのです。
特に、小さい学年のうちは、生活に身近な題材が多いので、小さい学年のうちに、意識的に行うチャンスだと感じています。
また、学年が大きくなっても学習内容によっては、
生活の中で学習内容に触れることができます。
5年生の学習教材、算数の割合等の問題は、とっても混乱しやすいものです。
しかし、買い物に行った時に◯%引きなどの情報を話題にしておくだけで、子どものイメージが変わります。(とは言いつつ割合はとても難しいので、混乱する子は多いですが。。。)
全く知らないのと、少しでも触れているとの差は大きいのです。
メリット③
年に1回社会科見学で、本物に触れる機会があるのは、
本物を知ることで、学習意欲が高まったり、紙面では気づけないことに気づいたりできるからです。
例えば、星や月の勉強が始まったのならば、プラネタリウムを見に行ったり、夜星を眺めたりすることもできます。
また、歴史の勉強が始まったなら、自分の住んでいる都道府県にある歴史の遺跡巡りなどもすることができるでしょう。
私の住む都道府県でも、身近なところに歴史の遺跡や跡がいくつかあります。
こういった場所に足を運ぶことができれば、
学習内容に対してさらに興味関心を寄せることができるのではないでしょうか。
最後に…
毎月1回配られる学年便り。
それに学習内容が載っているならば、
ぜひ、意識して見てみるようにしてください。
そして、子どもが学習する前後に触れてみてはどうでしょうか?
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