子育て情報よりも、有効打となるのは…ズバリ!
私は、小学校で指導教諭をしています。
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信しています。
学年便りで、学習方法や子育ての情報発信
小学校の教員をしている私は
学年便りの裏面を活用し、学習方法や子育ての情報を発信しています。
学校で言っていることと
家で言っていることが一致した方が、
子どもにとってプラスになると思っているからです。
実際、過去に保護者の方から
「子どもが分からないっていうから、教えたんですけど、どうも学校と教え方が違うようで、子どもが不機嫌になるんです。」
とか
「私も教えようとしたんですけど、学校と教え方が違うと、子どもが混乱すると思って、『先生に聞きなさい。』って言って教えていないんです。」
などと
言われたことがあります。
保護者の方も躊躇したり、混乱したりてしてしまうんですよね。
だからこそ、情報共有をし始めました。
保護者に必要なのは情報なのか。
以下の本を読みました。
その中に、
という一文があった。
先にも言ったように
私は、立場上、学年便りや学級便り、懇談を通じて子供たちへの接し方や勉強への指導法を伝えるように心がけていますが
それだけでは、足りないのですよね。
情報だけでもらってできるようになる。
そんな単純な話ではないんですよね。
保護者の方も分かっててもできないんですよね。
私にもそんな経験が山ほどあります。
親も、仕事などで、イライラしたり、疲弊してしまったりするときに、落ち着いて子供と向き合うことができないんですよね。
この本には、
疲れきった親たちに必要なのは、情報だけではなく、家庭訪問等を通じて、心理的にも感情的にも支援が必要だと書かれていました。
子育ての家庭教師とも言えるものかもしれません。
この本に紹介されている。ある研究によると、10回の家庭訪問を受けた家庭では、子どもたちは、非常に高い割合で安定したアタッチメントを示していたそうです。
1度の指導だけでは、なかなか変われないのでしょう。
継続的な支援が効果的だったようです。
また、別の研究では、ビデオによる記録、録画を使い、その場その場で行動指摘するのではなく、記録した動画から望ましい行動をクローズアップして、注意深く見直すことで、親の意識に鮮やかに焼き付けると言う研究も行われたそうです。これも効果を発揮し、安定したアタッチメントを示すことができたと書かれていました。
モデルとなる行動を、親が繰り返し見る(してみる)ことが子どもへの適切な関わりにつながってくるのでしょう。
うまくできないことばかりを意識させるのではなく、プラスの瞬間に標準を合わせて共有していく。
新しいことをするのではなく、今あなたが既にしていることがとても素敵だと認識させるのが大事なのだと痛感しました。
ちびっこモンスター。とってもいい!
三女が大好きで、よく見る番組があります。
それが
です。みなさんは、知っていますか?
番組紹介の欄には、
と書かれています。
・モデルとなる行動を見ること
・自分を客観視することができること
・子どもへの関わりのビフォーアフターが見れること
・視覚的に分かりやすいこと
など、
子育てにおいて、とっても有効な番組です。
最後に…。
そうは言っても、私ができることと言えば、
学校現場で
情報発信を繰り返し行うしかありません。
「ちびっこモンスター」のような
有益なコンテンツを発信することや
保護者の方が自分の子育てを振り返ることができるような情報を
発信していこうと思います。
さらに、保護者の方が子育てに学ぶ場を紹介したり、外部団体につなげたりと
自分にできることをコツコツと今後も頑張っていこうと思います。