マルセル・モースのいう「文化の定義」と「オシャレは我慢」という言葉の共通項がある!?
久しぶりに書籍『万物の黎明』についての記事です。
文化とは何か、についてマルセル・モースが言っていたことが興味深かったので紹介します。
これらの内容を読んだ時に、ふと浮かんだ言葉があります。
それは、「オシャレは我慢」ということ。
他人から見て、気温に対して服装が寒いように思えたり、暑いように思えたとしても、当人の美学に乗っとったファッションをしている様子を表現した言葉と言えますが、このことはモースのいう文化に通ずるものがあるのでは?と思いました。
なぜ、より暖かくなる・より涼しくなる、言い換えれば機能的に役立つ服装を拒絶するのか?
その理由は、それらが自身のありたい姿の表現にそぐわないから。
ふと思ったのは、この話は、やりたいことを見つけるためにやりたくないことをリストアップしていくことにも似ているかも。
それらをひっくり返せば、やりたいことが見出せるという方法なのですが、転用すると役立つ・いいなと思っているが受け入れたくないことは?といった問いの答えを書き出していき、なぜそう感じるのか?を自問自答していくことで、「私の文化」のカケラを集めることができるのかもしれない。そんな気づきも生まれたのでした。
おまけ
「万物の黎明」について書いた記事一覧。「万物の黎明」は、とても興味深い内容ばかりなので少しでも伝われば嬉しいです。ぜひ見てみてくださいね。
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