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7人のブックコンシェルジュたち・・・

 そもそも、今年の2月4日を【立春】だと思い込んでいた私の勘違いから始まったイベント・・・。

【立春・ブレイクスルーランチ会@東京】

・・・ああ、お恥ずかしい・・・。カレンダーをよく確認もせずに、例年の通りだと思い込み、手帳にもしっかりデカデカと「2月3日節分」「2月4日立春」と書いていた私。
 お正月(を含め年末年始)はいつも、なんだか各方面に気ばかり遣って、気分的には新年に集中できていない。「気忙しいけれど、世の中的に新年だから色々間に合わすー!」的な年末年始であることがほとんどなので、立春くらいは自分の中でも落ち着いて誓いを立てる新年と決め、せっかくなら同じように〝年末年始は家族のため、みんなのために忙しい方々〟を誘って、ランチ会でもしようじゃないか!と思ったのが、ブレイクスルーランチ会の始まりだった・・・!


「本当の新年の幕開けだ!」

 立春(りっしゅん)は、二十四節気のひとつで、春の始まりを意味します。気候的に寒さが続く中でも、暦の上では春が始まるタイミングとされているため、農業や生活の節目として重要視されてきました。例えば、立春に合わせて「春迎え」などの行事が行われることもあります。
 日本では、旧暦の元日(旧正月)は立春前後にあたることが多かったため、立春は「新しい年の始まり」として、新たな一年の幸せや繁栄を願う意味合いが込められています。

「立春」とは

ブレイクスルーランチ会とは

 そんな立春の日に合わせて「ランチ会をしよう!」と。
 どうせなら、ずっと握りしめていた古い価値観を打ち破るようなきっかけの日にしてもらえたら・・・!ということで、【ブレイクスルー=打破】なランチ会、すなわち、【ブレイクスルーランチ会】と名付けたのだった。

プレゼント交換をしよう!

 第二妙齢期(命名・山崎りこさん)の女性たちが集って、ランチ会をする。ただ単に集まって食べておしゃべりして・・・も楽しいけれど、せっかくなら立春の、萌え立つ雰囲気に乗っかりたい。

「そうだ!プレゼント交換をしよう!それぞれが、おすすめの本を持ち寄って、交換するのって楽しそう!選んだポイントなんかもお話ししてもらったら、その本をもらった人にも、新しい発見があるんじゃない?」
 
 オンラインサロンメンバーさんからの発案で決めた、本のプレゼント交換。子供の頃のお楽しみ会でもよくやっていた、ちょっと特別感のあるアトラクション。今回、それぞれが自身の本棚を見渡して、どんな本をプレゼントしようかと考えてくれていたそうだ。しかも誰に渡るかわからないときたら、選ぶ側も結構真剣。みんなそれぞれにお忙しい中にも時間を割いて選んでくれ、お一人お一人が選んだポイントをお話ししてくれる様は、さながら『本コンシェルジュ』。

 魅力的な本、興味をそそられる本、「読んでみたい!」と前のめりになっちゃう本、「こういうの、読みたかった!」と思ってもらえる本。
実に個性的な本が、一人として被ることなく用意され、本日のランチ会の中でも一番盛り上がる瞬間でもあった。(正確には、本を交換する相手を選ぶあみだくじの結果発表が、最大瞬間風速を叩き出した気もする笑)

あみだくじ(左)と誰が誰にどの本を渡したのか?メモ。
テーブルの上の紙ナプキンの、正しくない使い方である笑


7人のブックコンシェルジュが選んだ本

 自分だったら手に取っていなかった本(実際、「これ、持ってるー!」とはならなかった)が、ちょうどよくぴたりとはまった。それぞれ運命の本が自分の元にやってきた記念に、その本と一緒に記念写真も撮った。みんな新しい出会いに、気分も高揚し、ほおが生き生きと艶めいてとっても嬉しそうだった。
 せっかくなので、ここでそのすべての本をご紹介する。ぜひ、気になるものは手にとって読んでみてほしい。(私も読む)

カラダを温めて冷えをとる!温活365日


自己肯定感を高める、アドラーの名言


わたしの中の黒い感情


ころんで、笑って、還暦じたく


50歳からのごきげんひとり旅


人はいくつになっても、美しい


やめたら幸せになる妻の習慣


選んだ本には個性が光る

 自分で書いたわけでもないのに、「自分が選んだ」というだけで、この作品がとっても誇らしい。そんな気持ちであみだくじの当選者に、それぞれが本を手渡した。

 そして、誰かにプレゼントするために本を選ぶ過程で、それぞれが自宅の本棚を隅から隅まで見渡す時間をとってくれていたそうだ。特に気になった本は改めて手に取って、「久しぶりに読んじゃいました」という方もいた。


 どうしてその本を選んだのか?

 その本を選んだ時は何歳だったのか?

 どんな想いでその本を手に取ったのか?

 その頃、自分はどんな状況にいたのか?

 実際に読んでみてどうだったのか?

 自分の心が反応したのは、どの部分か?

 どんな人に勧めたいのか?

・・・などなど、本にまつわる思いは一人一人違い、ご本人ですらも、「買った時のイメージと、今改めて読むと響く場所が違った」などとご感想を述べられている様子を見ても、改めて思う。やっぱり手触りもページを捲る音もすべて込みで、「紙の本にはそれだけのエネルギーが詰まっているのだ」と。
 実際に交換された本たちをご覧になってみて、いかがだっただろうか?あなたの次なる本が決まったら、また開催しよう。今度は性別も年代も限定しない【ブレイクスルーランチ会】も楽しそうだな。




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