
離婚を経て絶望の底から、無垢な遊び心を取り戻すまで【IDS2期インタビュー】くま
こんにちは!Shotakaです!
本noteは大人の心の学校(Inner Development School:通称IDS)2期に参加した人の体験インタビュー記事です。
●インタビューについて
このインタビューは大人の心の学校(Inner Development School:IDS)2期の体験談です。
現在2期生は、6ヶ月間のグループでの取り組みを終了した段階です。
これから3ヶ月で、個人セッションを通して、自己創造のプロセスを歩んでいきます。
● プロフィール
30代男性。スタートアップ企業のセールス部門でCRM導入を経験後、現在は上場メガベンチャーでM&A後のPMI(経営統合)を担当。2023年3月に離婚を経験し、人生の大きな転機を迎える。その後、自己変容プログラム「大人の心の学校(IDS)」に参加する。
● 第1章:行き詰まりの日々
やりたいことが分からない
「28歳くらいから「本気でやりたいと思うものがない」という悩みを持っていたのですが、結婚もしていて、仕事もそれなりに順調だったので自分とは向き合わず、「まあ、今の状態でも悪くないか」と思っていました。しかし、30歳で離婚し、家庭のために頑張る必要もなくなり、いよいよ「なんのために生きてるんだっけ」と。離婚後、数ヶ月は仕事も全く手につかない状態でした。その後、新しい部署に異動して、なんとなく仕事に没頭できていましたが、『これは自分のやりたいことではない』という感覚は拭えませんでした」
「転職も検討して、元上司から紹介してもらった会社に、『行きます』と返事までしていましたが、入社直前になって『やっぱり違う』と感じ、今の会社に残ることにしました。『周りにも迷惑かけて、俺は何がしたいんだ?』と、更に路頭に迷いましたね」
「やりたいことが全く分からない。やりたいことはないけれど、このままではつまらない。仕事を頑張っても『これじゃない』という感覚が続いて...死にたいとまで思いました。でも死ねない。死ねないということは何かあるはずだと、もがいていました」
● 第2章:最後のチャンスとの出会い
決断の瞬間
「数年前からしょうちゃんの発信内容を見て、他の人に比べ本質的な取り組みをしている人だと感じていました。あれだけ詳細に語れるということは、相当の解像度の高さだと思っていたので、いつかセッション受けてみたい、と考えていました」
「内定を断って、路頭に迷い続けていたタイミングでIDSの募集が始まって「これだ!」と思いました。もう藁をもすがる思いでnoteも読まず、面談を申し込みました。これが最後のチャンス。ここを逃したら人生終わる──そんな思いでしたね」
「最初の面談で15分くらい喋っただけで『感じるのが苦手だね』と見抜かれました。頭で考えすぎていたんですよね。さらに感情の奥深いところまで触れて、涙まで流して、ずしんときました。ここで「やっぱり参加すべきだ」と確信しました。面談が終わった後は15分くらい放心状態でしたね(笑)」
以前のコーチング経験
「実はIDSの前に、別のコーチのモニターセッションを5回ほど受けていました。結果は『自分がサッカー好きだ』という元々知っていたことが分かっただけ。当時はまだ結婚していて、本気で自分と向き合う緊急性を感じていなかったんだと思います。今思うと、IDSの募集が始まったタイミングは自分にとってドンピシャのタイミングでしたし、必要な時に必要なものが現れるんだなって感じています」
●第3章:人生の時間を圧縮した投資
決断の重み
「60万円という金額に関して、相場が分からなかったので『まあ、こんなもんかな』と。100万って言われたらさすがに考えてたと思いますけど(笑)。このレベルの投資は今までの人生でなかったですね」
「怖かったのは、自分が60万円以上払ってもやりきれないかもしれないって心配はありました。途中で無理って思うかもしれない。でも幸い、IDSでは3-4人のチームに分かれてグループワークを行うので、チームメンバーとは毎週顔を合わせていました。チームメンバーとのLINEでは、みんなが毎日何かしら投稿してくれて、早い段階から深い話をできる場所だったので、自然と諦めるって考えにはならなかったです」
参加しなかったら、数年は行き詰ったままだった
「参加していなかったら、やばい人間になっていたと思います。やりたいことが分からず、転職活動しては「やっぱ違う」、みたいなことを繰り返していたと思います」
「IDSが終わって今は「資本主義の限界とその先」に取り組みたいと思っていますが、受けていなかったら多分、数年は見つからなかったと思います。自分の中から「資本主義」ってキーワードが出てくるなんて、想像もしていなかったです。これも「最高価値」という自分の価値観を明らかにするワークのいくつかの質問の中で自分の願いに気づきました。昔から僕はピュアなもの、とことん純粋なものが好きだったことを思い出しました」
●第4章:IDSでの印象的な体験

予想外の気づき
「最初は自分の課題感に対しても思考とインプットで「解決」できると思っていて、講義をしっかりメモっていたのですが、途中から「これはそーゆー類のものじゃない」と実践の重要性に気づいてメモを取るのをやめました(笑)。そして、実践の場は日常の中にありました。講義の中で、身体感覚へのアプローチが多いのですが、特に深呼吸を始めてから、実践の大切さに気づけるようになりました。」
身体を通じた学び
「リトリートでのアイスバスと滝行は、大きな転機でした。滝行では「今ここ(here&now)」の感覚を体感しました。頭の中の声が消えました。また、アイスバスでは氷風呂に7分入る体験をしました。1回目は耐えるだけでしたが、2回目で何かが超える瞬間がありました。痛みと共にいる感覚、身体感覚とはこういうことかと初めて理解できました。」
「その体験があるからこそ、自分の状態が悪くなった時に「あそこに戻ればいいんだ」と「差分」がわかるようになりました」
チームの力
「グループワークを実施するチームでの定期的な対話が、ほんとによかった。たくさん話して、リズムもできた。2週間に1回それがあって、毎週なにかミーティングがある。この環境があったからこそ続けられました」
●第5章:IDSを終えて、子供の頃のただ無邪気に遊んでいた感覚を取り戻した
投資額としての価値
「今じゃもう60万払ったの忘れました(笑)。それくらいの価値がありました。こんなにもがっつり、しかもどうなるか分からないものにお金使ったことないです」
自分に起こった本質的な変化
「全てはon the wayということが分かった。これからは、自分の人生を自分で良くしていける感覚があります。頑張らねば、努力しなきゃじゃない。Do or Dieの世界から抜け出せたのが大きかったです。」
「変わったというより抜けた、っていう感覚があります。自分の心の周りにあった外からの声がなくなった。楽しいをそのまま楽しめるようになった。これまでは何でもうがって見ていましたが、子供の頃のただ無邪気に遊んでいた感覚を思い出しました」
他者との関係性の変化
「会社でも、友人関係でも、相談される機会が格段に増えました。先日も親しい友人から仕事の悩みを打ち明けられました。以前なら無理に解決策を提示していたけど、今は違います。周りからも顔つきや佇まいが変わったと言われるので、自分では気づけていない深いところから、根本的に変わったんだろうなと思います」
●第6章:IDSの本質
評価判断のない、ありのままでOKな場
「評価判断がなく、安心して自分を曝け出せる場所だと思います。社会にいるとなかなか、そんな環境はないと思います。もちろん、セッションの中で、自分のすごく嫌な場所に触れます。でも、評価判断がなく、どんな自分でも受け入れてもらえるからこそ、自分と向き合えるサナギの外郭※みたいな場所です」
「何をしようがしまいが、そのままを好きだよと受け入れてくれる環境。自分が自分に根を張れる感覚。それがあったからこそ、今のままでも良いけど、これからどう自分の人生を面白くしていこう?と考えるようになりました」
(※注釈)
(サナギというのは蝶のサナギのこと。幼虫が成長する過程で、最初は小さな幼虫がより大きくなっていくのだが、途中からもうこれ以上大きくなれないという段階が来たときに、サナギになる。そしてこのプロセスでは、安全で硬いサナギの外殻の中で幼虫はドロドロの液体になる。つまりは幼虫である自分が死んでいくということ。そして一度死んで、液体になって、そこから蝶に変容していく。古い自分が一度壊れて、新しい自分が作られるという、変容の象徴的なプロセスの比喩。この時に最も重要なのは、変容の過程がサナギの硬い外殻で守られていること。詳しくはnoteで)
●やりたいことがない人にはぜひ体験してほしい
「やりたいことない系の人は、みんな受けてほしいです。コーチングにいきがちですが、セラピーを受けると見える世界が変わる。自分を縛るものがなくなっていくので、良い意味でなんでも良くなる。ただ自分がやりたいことをやればいい、という感覚になる」
「やりたいことが分からないのは、自分ではない、他者である外の声が聞こえてるから。コーチングではその深さまでいかない。30代以降で、『何者かになりたい』という焦燥感と『でも何か違う』という感覚の間で揺れている人は、特に響くと思います。ただ、まだ『何者かになりたい』という段階の人には、少し早いかもしれません」
(インタビュアー:ゆっきー&しょうちゃん)
●さいごに

くまのインタビューを終えてしょーちゃんの感想
いやーーーくまめっちゃ変わった!表情も話し方も。参加メンバー全員が同じことをを言ってるよね。
くまがそこにいるだけで、なんとなく場が柔らかくなって、調和するのは本当くまの存在の力だよなあ。
くまのIDSでの体験について
人生のプロセスは、春夏秋冬のサイクルを回しながら、円錐をらせん状に上昇していくんだけど、くまはわかりやすく冬でした。
仕事や人間関係、家族関係など、同時にいろんな領域で行き詰まりを感じて、何がしたいのかも、自分が何者なのかもわからなくて、いわゆるアイデンティティクライシスになっていたのだと思います。
IDSでは、自己理解と自己認識の実践を通して、未処理の感情を解いて、深く自分の身体(無意識)に繋がり、これまで着込んでいた鎧を手放していった。結果としてよりオーセンティックな自分に変容していくプロセスを辿ったのだと思います。
そしてこれはただ参加してるだけでは起こらないことで、くま自身が自分に向き合うと決めてとことんやったから起きたことだなあと思っています。
ちなみに変容っていうけど、ある意味ではくまは何も変わってなくて。ただ、より内側からから湧き出る、オーセンティックなくまになっただけ。本質的な生き方、自分自身を生きることを選択するようになった。
結果として、そんなくまの周りにはいろんな人が集まり始めてる。オーセンティックな自分を生きてる人は、いるだけでパワースポットになるんだよなあ。
●IDS 3期について
IDS3期は2期からはさらにバージョンアップして、外部講師のWSや後半の自己創造のプロセスのサポートを厚めにしています。
またIDSの前身の講座を含めると4期が終了したので、心の探究を行った人たちのコミュニティも始める予定で、よりおもしろくなっていく予定です。
無料相談について

無料相談は50分間で、主にカウンセリングとコンサルティングを行っていきます。
今その人がどんな課題を抱えてて、何が起こっているのかを一緒に明らかにしていきます。
心の問題で苦しいのは、なぜそれが起こってるのか、自分に何が起こってるのか、がわからないのが一つの大きな要因です。例えば、腹痛が自分にあった時に、原因が明らかな腹痛より、原因不明の腹痛の方が明らかにしんどいわけです。
なので、何が今の状態を引き起こしてるのかを可能な範囲で明らかにし、今後の取り組みのマイルストーンを描きます。その中で、相談者の抱える課題の解決手法をお伝えしていきます。
僕はこれまで1000万円以上かけて、様々な手法を体験してきているので、相談者にとってIDS以外のアプローチの方が適切な場合はその旨を伝えます。
(基本的に面談の全体のうち90%は相談者の課題について、IDSについてお伝えするのは最後の5〜10分くらいです。)
IDSの定員の募集人数は残り3名ですので、少しでも気になる方はぜひ気軽に相談しにきてください。
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IDSの概要はこちら(2600文字)
IDS3期の内容の詳細のnoteはこちら(14000字)
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